スポンサーリンク

韓国人が恨んでいるのは自分たちの祖父である

2016 年 8 月 22 日 コメントをどうぞ コメント

なるほどね・・

記憶のパラドックス–戦わなかったからこそ許せない

日本の謝罪問題についても一言言っておきたい。日本は韓国に対してすでに十分すぎるほど謝罪したし、これからも謝罪しつづけなければならないだろうが、それらは結局、無駄である。なぜなら韓国がそもそも憎んでいるのは、日本人ではなく、日本の統治に抵抗せずに従った、自分たちの祖父たちだからだ。たとえば終戦直前まで、日本の軍人は朝鮮半島で夕食を楽しんで官舎に帰ってくることができた。日本の軍部の交換が街を歩いていても、暴徒に襲われる心配はなく、護衛をつける必要もなかったのである。つまり、日本の統治は、当時、大した抵抗に遭っていなかったのである。

ヨーロッパにも似たような例がある。オランダだ。ナチスドイツが進行してきた時、レジスタンスはあったが、オランダはほとんど抵抗せずに従った。にもかかわらず、戦後の1960年代まで、ドイツのことを激しく嫌っていた。ドイツ人が休暇でオランダに行くことなどできなかった。オランダの大西洋沿岸の民宿は休暇に最適の場所なのだが、看板に「ドイツ人お断り」と書かれていたほど嫌独感情が強かったのである。
ところがその反対に、ユーゴスラビアのダルマチア地方(現在のクロアチア)では、ナチスドイツと激しい戦闘が行われ、双方に多数の死者が出たのだが、戦後の民宿には「ドイツ人は無料」という看板が出ていた。それほどドイツ人の観光客を歓迎していたのである。

1955年のドイツ人は、オランダの海岸では民宿を予約できなかったが、ユーゴスラビアでは無料で泊まれたのだ。この違いはなぜ生まれたのだろうか。ユーゴスラビアではドイツ人が多数の市民を殺し、ユーゴスラビア側もそれに激しく抵抗した。だからこそ、戦後にユーゴスラビア人の多くは「俺はドイツ人と戦ったぞ!」と誇ることができた。そうして民宿で朝食も共にできるようになったのだ。それに対してオランダ人はドイツ人と戦わなかった。彼らは従っただけであり、そこが韓国人と同じなのである。

今日の韓国人は、自分たちの祖父たちを恥じている。その怨みが現在の日本人に向けられている。だからこそ、彼らは決して日本人を許せないのだ。

(中国4.0 P.129より)

スポンサーリンク
スポンサーリンク
カテゴリー: 読書 タグ:
  1. コメントはまだありません。
  1. トラックバックはまだありません。

CAPTCHA