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サーバーを移転しました

2021 年 10 月 24 日 コメントはありません

2021年10月24日。
本サイトはようやくエックスサーバーから移転を果たしました。
数年間に渡り使っていたエックスサーバー。色々言いたいことはあるけど、一番はやっぱり約束を履行しなかったこと。これに尽きる。

多分今現在利用中のこの移転先のサーバーの方が速いし、安いし、IPv6も対応しているし。

バイバイキーン。

【追伸】
移行に当たり、色々エラーが出てしまったので、プラグインの大部分を削除しました。
それら含めて、エラーが残っている可能性があります。
もし何か不具合を見つけたらぜひお知らせください。

このサイトを始めて10年が経ったからそろそろレンタルサーバーのことを語ろうか。

2021 年 2 月 23 日 コメントはありません

このサイトはおよそ10年前に始まった。
これを機にこれまでの経緯や、今後について書いておく。

開設当初はとある個人作成のCMSを使っていた。
確か借りていたサーバーはロリポップだったと思う。
まだ中国に住んでいた頃だ。

その後大幅にリニューアルし、過去記事はログとして残し、新たなスタートを、当時流行っていたWordPressを使って構築。
色々なテーマを試しながら、外観を徐々にカスタマイズしていき、最終的に今の形(一応レスポンシブである)になった。
サーバーはロリポップのままだった。

その後、世間様、というかGoogle様が「これからはSSLだ!」と言いだし、自分的にもセキュリティは興味があったので、ロリポップに「無料のSSLに対応する気あります?」と聞いた。
すると「ないですねえ」というザンネンな回答だったので、サーバーを乗り換えることにした。
(もちろんさすがに今はロリポップも対応を果たしている)

WordPressはデータベースを使っており、乗り換えは慣れない作業がある。
とは言え、ロリポップに失望したので、世間で評判の良かったエックスサーバーに思い切って乗り換えた。それが2016年の話だ。費用は多分3倍以上になったのではないだろうか。
(後で知ったのだが、評判の良さはアフィ記事が多いからなんだね..)


ただ、当時はエックスサーバーが結構早くから無料のSSL対応をしていたように記憶している。

エックスサーバーは今考えればUIも古臭いんだけど、まあそれなりの金を払っているので動きはそれなりだと思っていた。
しかし、不満が出てきた。

まず一点目。
何と、こちらが構築したサイト(このサイトではなく、とあるサービス)を勝手に遮断し始めたのだ。
アクセス数が増えたのが原因と思うが、「セキュリティが..」とか言っていた。
結局そのサービスは閉鎖に追い込まれた。

私のサービスが人気が出て、利用者が増えると当然他の、同じサーバーを使っているユーザーに影響が出る。
レンタルサーバー屋としては看過できないのは私でもわかる。
しかしそれはまず自身が努力すべき点もあるのではないか?それが二点目に繋がる。
そして遮断するにせよ、緊急事態でもない限り、まずは利用者に仁義を切るべきであろう。

二点目の不満はエックスサーバーの虚言だ。
移って間もない頃、エックスサーバーの社長が「メモリを増強する!」と発表した。
これは今でもニュースリリースに残っている。

■sv2115.xserver.jp 以前のサーバーの増強について
2017年より順次、同様に搭載メモリを増強する予定です。

その時は、「おお!メモリ倍増か、すげえな。移ってよかった~」と無邪気に思ったものだ。
ところが、発表から4年経った今現在も我がサーバーのメモリは96GBのままである..


「..は?」
一体いつまで待たせるつもりなのか。ユーザーを舐めないでいただきたい..
他社では「1契約当たり4vCPU/6GBメモリ」などとしっかり表記していることもある。
エックスサーバーは1サーバー当たりのユーザー数は非公開だったはずだ。自信がないのではないか。

細かい点になるが不満はまだある。

・SSL/TLSの確認にSSL Labsを使うと滅茶苦茶時間がかかる
どうやら設定がおかしいらしく、他のユーザーのサーバーまで一緒に検索されるようだ。なので他より相当に時間がかかる。
Protocol Detailsの欄にずらっとIPアドレスが出るが、これはみんなエックスサーバーのものと思われる。
嘘だと思うなら、このサイトのドメインを確認してみてほしい。
何故こんな設定になっているのか理解できない。
ちなみに私の知る限り、他のレンタルサーバーではこんなことはない。

・SSL/TLSの設定
最近ようやくTLS 1.3にも対応するように設定を変えてくれたが、やはり動きが遅いし、美しくない。
TLS 1.2に、不要な暗号スイートがずらっと出てくるんだよね。WEAKが多い!
ConoHa Wingカラフルボックスだと無駄な暗号スイートは一切出ないコアサーバー(V2)はそれこそ割り切って、FSなしなどのWEAK判定のスイートは全て切っている。古いOSやブラウザからはアクセスできないわけだ。
こういうのを見ているとサーバーを構築している人がちゃんと考えて設定しているな、と感じる。
一方でエックスサーバーのセキュリティは誤解を恐れずに言うと、最低限の対応だなと思ってしまう。

・DNSのCAA非対応
まあこれはエックスサーバーだけではないのだけど、CAAが記述できるようにならないかな、と。
自分が調べた限りだと、お名前バリュードメインさくらなんかはすでにCAAに対応しているんだよね。
無料のMyDNSも対応していますよ。

・IPv6非対応
IPv4アドレスの枯渇が叫ばれて久しいが、未だにIPv4のみ。
いつになったらIPv6に対応するのやら..
これもまだまだ対応していないレンタルサーバーが多いけど、一部ではもう始まってます。
カラフルボックスはここで脱落

Q:IPv6をサポートしていますか?
A:対応していません。

さて、ここまで読んでくれた方ならお分かりと思いますが、自分もそれなりに調べています。
お試しでチェックしたり、1か月有料で使ったりして色々確認したり..

新しい技術にも興味があるので、サーバー各社には積極的に取り入れてほしいです。
自分も独自ドメインを使ってRaspberry Piで自宅サーバー作ったり、VPS借りたり色々やっているからこそそう思うのです。
技術・知識不足なのと、何より面倒くさいので未だにレンタルサーバー利用者なのですが..

ということで、すでに安定の地位を築いて満足してしまっているのか、残念ながら最近のエックスサーバーは新しいことをやっていこうという気概がないように思う。

挑戦的・野心的なサーバーを作って、望む者はそこに簡単に移れるようにしてくれればいいのに..
もちろん、過去に約束したことはちゃんと守ってほしい。

ということで、数年間使ったエックスサーバーからぼちぼち移転をするつもりでいます。

【追記】
自作CMS(PHP)でレンタルサーバー速度比較を行なった。
1はトップページ。2は画像の多いページ。

■ConoHa WING ベーシック

・Google PageSpeed Insights
1) PC:84 Mobile:65
2) PC:74 Mobile:69

・Pingdom Website Speed Test(Tokyo)
1) B 85
2) B 85

・GTmetrix
1) D 61%
2) C 84%

■Core Server(V2) CORE-X

・Google PageSpeed Insights
1) PC:計測不可 Mobile:計測不可
2) PC:計測不可 Mobile:計測不可

・Pingdom Website Speed Test(Tokyo)
1) B 90
2) A 92

・GTmetrix
1) D 69%
2) D 70%

■Xserver X10

・Google PageSpeed Insights
1) PC:74 Mobile:63
2) PC:82 Mobile:67

・Pingdom Website Speed Test(Tokyo)
1) B 85
2) B 85

・GTmetrix
1) C 74%
2) D 74%

結論。
上記の数値的には、正直大きな差を感じないが、体感上はConoHa WINGが圧倒的に速かった。そして残りの二つは同じくらいだった。
今回はたった一回のテストだったが、自分の中ではすでに答えが出ています。
サヨナラ、エックスサーバー。

【追記2】
さらに計測してみました。
意味があるのか分かりませんが、HTML5のスピードテストを各サーバーに設置し、ダウンロードとアップロードの速度を計測しました。
なお、計測は日曜日のお昼12:40頃行いました。

数字的に結構差が見られました。
何度か計測したのですが、下記の結果はそのうちの1回の結果です。
ただ、毎回同じような傾向(差異)が見られたので参考になると思います。

■ConoHa WING ベーシック
IPv4
・ダウンロード:32.6Mbps
・アップロード:182Mbps

■Core Server(V2) CORE-X
IPv4
・ダウンロード:42.1Mbps
・アップロード:97.8Mbps
IPv6
・ダウンロード:222Mbps
・アップロード:190Mbps

■Xserver X10
IPv4
・ダウンロード:5.59Mbps
・アップロード:87.4Mbps

固定IPを維持しつつ、v6プラスでネットを高速化する方法

2018 年 3 月 25 日 コメントはありません

自宅のインターネット環境は、NTTフレッツ光ネクスト+GMOとくとくBBの固定IPを利用している。
固定IPは主に自宅のVPNサーバに繋ぐ目的。
ところが最近、夜間のインターネットの速度が落ちて困っている。
早朝や平日の昼間だと速い時には下り400Mbps/上り300Mbpsくらい出るのに、夜だと数Mbpsくらいまで落ちることも..

ネットの情報でv6プラスが速くて料金も同じ、と聞くも、色々と使えないサービスがあってネックは「固定IP不可」。
それでずっと導入を諦めていたのですが、フレッツ光は標準で2セッションまで使えるとのことを今更ながら知ることに。
(ひかり電話ではない普通の)ONUからの配線をスイッチングハブで2つに分岐させ、2個のルータを使うことで、現状の固定IPを維持しつつ、v6プラスも使えるようになるようだ。
ただややこしい話なのだが、NTTに聞いたところ、v6プラスでIPoE接続の場合、フレッツ光のセッションの消費はないらしい。つまり、2つ目のプロバイダ(v6プラス)の方で、IPv6に加え、IPv4のPPPoE接続もできるようなのだ。
なお、繋ぎ方は色々あって、ここが詳しい。

現状のルータも割に良いのを使っているはずだが、最近のルータはアンテナや規格が増えたためなのか、古いパソコンとの相性が良くない。接続がよく切れる
ついでにもう1台、v6プラスに対応した別のルータを買ってもいいかなと思った。

GMOとくとくBBにもv6プラスがあるが、調べてみると市販のルータは使えないとか使えるとか、ドコモ光じゃないとダメだとか、PPPoE接続は開通後切断されるとか、情報が古かったりよく分からない。
どうせ2セッションにするなら、v6プラスのプロバイダも新しいのにしようと思い、色々調べた。
しかし単にプロバイダ料金だけだと儲からないのか、各社とも情報が少ない。出てくるのはフレッツ回線とセットの料金ばかり。

そんな中、@nifty光ライフ with フレッツは契約期間の縛りや事務手数料もなく、月額950円だけらしい。無料でv6プラスも使える
申し込みは電話番号0120-502-210から@nifty光ライフ with フレッツの申し込みと同時にできる。@nifty側でNTTのフレッツ・v6オプションなどの申し込みもやってくれるようだ。
ちなみに、v6プラスが使えない場合は、IPv6接続オプションになるらしい。

申し込みと同時に、下記のv6プラス対応ルータとハブを購入。これでいけるはず..

申し込みから数日でまず書面が届く。これはIPv4のPPPoE接続の情報。電話+ネット上での操作+クレジットカードの申し込みであれば即日これらの情報がもらえる。
ただ、実際にv6プラスが使えるようになるには、NTT側の情報や対応なども必要になるため、数週間かかる
v6プラスにすることで、混む時間帯でも50-100Mbps程度は出るようになった。
なお、IPv6で接続できているかの確認はここここからできる。

Enjoy!

追記(2018/06/23):
NTTの光回線は1つだが、上記に書いた方法で3つのインターネット接続に成功している。
以前から使っていたGMOとくとくBBの固定IP(IPv4)、そして新たに契約した@niftyのv6プラス(IPv6)、最後は同じく@niftyの通常の接続(IPv4)。
これだと光モデムから出たLANケーブルをハブで分岐し、2台のルータを使って4つのIPアドレスを使う形(v6プラスはIPv4のアドレスも持っているので)になる。
ルータが2台なのは、1台のルータがデュアルWANに対応していたからだ。ルータ1台で2つのPPPoE接続のセッションを張れる。
v6プラスを導入してインターネットの速度には満足している。最近のiPhoneだとWi-Fiは5Ghz MIMO(11ac)に対応しているから家庭内での通信も速く、混む時間帯でも50~80Mbpsくらいは出るからだ。
コストは新しいルータとハブの購入に1万円弱と、通信費月額プラス1000円くらいだった。

追記(2018/11/23):
引っ越ししてv6プラスがおかしくなったら一旦プロバイダで解除し、再度申請するといい。ただ解除に数日、再度繋がるまでにまた数日かかる。

追記(2020/02/19):
>以前から使っていたGMOとくとくBBの固定IP(IPv4)、そして新たに契約した@niftyのv6プラス(IPv6)、最後は同じく@niftyの通常の接続(IPv4)。
>これだと光モデムから出たLANケーブルをハブで分岐し、2台のルータを使って4つのIPアドレスを使う形(v6プラスはIPv4のアドレスも持っているので)になる。

上記を少し訂正します。
実際には、
・GMOとくとくBBのPPPoE接続の固定IP(IPv4)
・@niftyのv6プラスIPoE接続(IPv6+IPv4=トンネリング)
・@niftyの通常のPPPoE接続(IPv4+IPv6=デュアルスタック)
となり、合計5個のIPアドレスです。

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