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iPhone / iPad の急速充電を試してみた

2017 年 9 月 26 日 コメントはありません

iPhone / iPad に高速充電するには、USB PD対応のACアダプタPD対応のLightning – USB-Cケーブル(USB-Cポートの端末ならPD対応のUSB-C – USB-Cのケーブル)が必要です。
そして端末自体がPD高速充電に対応している必要があります。
PDの対応端末について、結論のまとめ表から書きます。この表にないiPhoneとiPadはPD高速充電に非対応です。
詳細は表より下をご覧ください。

発売年 対応端末 ポート
2015 iPad Pro 12.9インチ Lightning
2017 iPad Pro 12.9インチ Lightning
2017 iPad Pro 10.5インチ Lightning
2017 iPhone 8 Lightning
2017 iPhone 8 Plus Lightning
2017 iPhone X Lightning
2018 iPhone XS Lightning
2018 iPhone XS Max Lightning
2018 iPhone XR Lightning
2018 iPad Pro 12.9インチ USB-C
2018 iPad Pro 11インチ USB-C
2019 iPad Air Lightning
2019 iPad mini Lightning
2019 iPhone 11 Lightning
2019 iPhone 11 Pro Lightning
2019 iPhone 11 Pro Max Lightning
2020 iPad Pro 12.9インチ USB-C
2020 iPad Pro 11インチ USB-C
2020 iPhone SE Lightning
2020 iPhone 12 Lightning
2020 iPhone 12 Pro Lightning
2020 iPad Air USB-C
2020 iPhone 12 mini Lightning
2020 iPhone 12 Pro Max Lightning
2021 iPad Pro 12.9インチ USB-C
2021 iPad Pro 11インチ USB-C
2021 iPhone 13 Lightning
2021 iPhone 13 mini Lightning
2021 iPhone 13 Pro Lightning
2021 iPhone 13 Pro Max Lightning
2021 iPad 10.2インチ Lightning
2021 iPad mini USB-C

*2021/06/01現在

新しいiPhoneの8/8 Plus/Xが急速(Apple流に言うと高速)充電に対応した、ということなので早速試してみた。
急速充電の規格としては、USB PDのようだ。
AppleではすでにMacBookや12.9インチiPad ProでUSB PDによる電力供給に実績がある。

必要な物はUSB PDに対応したACアダプタ電源とApple純正のLightning USB-Cケーブルである。
今回電源として使ったのは中国地場メーカーのUSB PD対応のACアダプタ。
全体で最大80W出力、USB PD対応のポートは、Type-Cコネクタで、最大20V 3.5Aまで出るらしい。

<テスト結果>

iPhone 8 A1906 → 9.45V 1.45A

iPhone 8 Plus A1898 → 9.49V 1.99A

てことで、確かにしっかり急速充電できた。
つまり、通常の5Vに比べ、9Vとしても約1.8倍速く充電できるってことだ。
iPhone Xも恐らく同じで9V程度の電圧で充電できるだろう。
なお、電源を落としている時には通常の電圧(5V程度)になった。

さて、Qiについても書いておく。
Qiで充電している時に、さらに同時にケーブルで充電するとどうなるか? つまり、ダブル充電。より速く充電されるのだろうか?
はっきりとは分からなかったが、Qiの充電器に電流が流れているのは確認できた。上の方のチェッカーがQi充電器に繋いでいるポートだ。
ただ、ケーブルをiPhoneに繋いだ途端、Qi充電器の電流値がガクンと下がった。

それゆえ効果は不明だが、一応ダブル充電はできているぽい。
ところでこのQi充電器は、非認証ながらQC2.0に対応しており、9Vの電圧で電力を供給できる。Qi側で10Wの出力に対応するため、こういう仕様のQi充電器が多い。
なお、上記のACアダプタは、PDだけでなく、QC3.0にも対応している。日本のメーカーもこういうのをさっさと作ればいいのにね..

ついでにiPad Proでも試してみた。

12.9インチiPad Pro(第1世代) A1584 → 約15.6V 約1.80A

12.9インチiPad Pro(第2世代) A1670 → 約15.6V 約1.86A

10.5インチiPad Pro A1709 → 約15.6V 約2.03A

12.9インチiPad Pro(第2世代)や10.5インチiPad ProからAppleのMacBook用の純正61W(87W)アダプタにも対応しているが、9Vの充電になるとのことだった。しかし、ACアダプタ側が適切な電圧に対応していれば、ちゃんとネゴシエーションしてくれるようだ。
純正の29Wのアダプタだと14.5Vだが、1Vほど高い電圧までiPadでも対応しているということだろう。
つまりサードパーティーの充電器でもいいってことだ。

ちなみに、日本のiPhone 8の認証表示画面には、メキシコの認証が表示されないため、実際の規格は不明。

(iPhone 8 Plus)
メキシコは法律的にこういった表示を義務付けてるんだろうね。

(12.9インチiPad Pro)

Android系は主にQC規格による急速充電が多いですが、AppleはUSB PDを採用。QCはクアルコムの規格だからね..
正規のUSBから外れたLightningってのが引っかかるが、まあ正統な方式かと。サードパーティー製の充電器にも対応したわけだから、よしとしよう。
次回iPhoneではせめて付属品として、Lightning USB-Cケーブルを付けてほしいところ。別に買うと高いからね。

てことで、ちょっとお金はかかりますが、より速く充電したい人にはおススメです。
今後はぜひiPhoneでも急速充電ライフをお楽しみ下さい。

追記(2017/11/14):
iPhone Xでは何故か急速充電ができなかったです..?!

追記(2017/11/15):
手元に2台別のiPhone Xが届いたので、その2台でも試したところ、今度はしっかり9.47Vで急速充電できました。
iPhone X A1902 → 9.47V 1.74A

失敗したのとの違いは電池の残量.. 残量が少ない2台は9Vで充電できました。
ひょっとしたら電池残量が多いと急速充電しない仕様?!
そこで充電を続けると.. 80%を超えたところで急速充電が終わり、5Vくらいに下がりました。
ってことで、高速充電モードは80%まで、ってことのようです。
あとやはり急速充電だけに本体は結構熱くなります。

追記(2018/05/13):
今年2018年3月に出た新型のiPad(第6世代=A1954)でも高速充電を試してみましたが、どうやら非対応のようでした。残念!
ところで、2018年秋頃発売の新型iPhoneでは急速充電対応のLightning USB-Cケーブルと充電器が付くという噂がまた出ていますね

追記(2018/09/13):
結局充電周りは新しいiPhone XSやXS Maxでも同じままでした。

追記(2018/09/29):

追記(2018/10/26):

追記(2018/11/08):
2018年の新型iPad Proが発売されたので早速充電周りをチェック。
今回のiPad ProはとうとうUSB Type-C(AppleはUSB-Cと表記する)コネクタが採用!
まず、11インチも12.9インチも両方ともPDに対応したACアダプタが同梱されている。両方とも全く同じアダプタであった。
但し、このアダプタは、最大9V 2Aの18W出力。よって充電力はさほど高くない。


試したところ、他のPD対応のACアダプタもこれまで通り使えるようだ。
その場合、15.3Vの30Wくらいまで出ていたので、より速く充電したいのであれば、MacBookや他社のACアダプタを使うといいだろう。
なお、PD対応した他社品のType-Cケーブルも使えた。
ただ、なぜか充電が始まらないこともあり、不安定であった。これはiOSが原因かも知れない。

追記(2019/04/01):
2019年版、iPad Air、iPad miniの両方とも急速充電に対応していました!

追記(2019/04/11):

追記(2019/09/25):
2019年のiPhone、iPhone 11シリーズでも念のためチェック!


さあ、9月末発売の2019年廉価版の10.2インチiPadで急速充電は対応するのか?! 仕様見る限りでは非対応ぽい。ProやAirと差をつける作戦か..?

追記(2019/10/03):
2019年の廉価版iPad 10.2インチ(第7世代)は、やはり高速充電非対応でした。値段に差があるしね.. まあでも欲しかったよな。

追記(2020/04/02):

追記(2020/04/29):
iPhone SE(第2世代)で高速充電を試しました。

追記(2020/09/20):
2020年9月発売の廉価版iPad 10.2インチ(第8世代)が届いたので高速充電を試しました。
20WのACアダプタとType-C=Lightningケーブルが付属しているにも関わらず、何と高速充電に非対応。
あくまでAirやProと差を付ける戦術のようです。ちょっと呆れちゃうな.. ガッカリだよ!!

追記(2020/10/24):
iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPad Air(第4世代)の高速充電を試しました。問題ありません。
ただね、充電器を付けないのはいかがなものかと。だってType-Cでしょう?久しぶりに買い換えた人は充電器持ってないでしょう。
あと、言われてたような強化版のケーブル付属はありませんでした。

追記(2020/11/13):
iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro Maxが届いたのでチェックチェック。まあ結果は分かってましたけどね..

追記(2021/06/01):
2021年版のiPad Proをチェック。単なる念の為..

追記(2021/09/24):
2021年の無印iPad(第9世代)、新型iPad mini(第6世代)、そしてiPhone 13シリーズの高速充電を確認。
何ととうとうiPad 10.2インチも高速充電に対応! やった~!

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iPadの急速充電の考察。そしてUSB。

2017 年 3 月 25 日 コメントはありません

会社の人が「iPadの急速充電が・・」とか言う話をしていた。
iPadの電池容量は大きいため、求める電流量は大きい。元々のUSB規格である0.5A程度ではまともに充電ができない。そのため、iPadでは大型のACアダプタが必要となり、10Wくらいで充電される。
私はそのことを話しているのだと思っていた。つまり、何を以て急速充電と言うのか?という問題。
USBの元々の規格は5V 0.5Aだ。それを超えれば、急速充電と言ってもいいと思う。急速充電を謳う、QC2.0のような電圧を上げる規格や、2Aも出すような規格が氾濫しているが、これらの多くがUSB-IFの正規の規格からは外れている。

さて、私は勘違いしていた。
会社の人が話していたiPadの急速充電とは、「12.9インチiPad Proの急速充電」のことだったのだ。
12.9インチiPad Pro(2015年発売)は、Apple純正の29W出力のACアダプタと、USB Type-C – Lightningケーブルを使うことで、USB PD規格の急速充電が可能らしい。
即ち、これらはUSB PDに対応しており、14.5Vの充電が12.9インチiPad Proに行えるということだ。
もちろんデバイス側も対応していないといけないので、12.9インチiPad ProはUSB PD対応ということだろう(Lightningコネクタ自体が独自規格なのでUSB正規規格に準拠と言えるかは微妙だが)。
残念ながら後発の9.7インチiPad Pro(2016年発売)はUSB PDに対応していないため、通常の充電となるらしい。

なお、29Wよりも大きい電力のApple純正アダプタ(61W/87W)はこの急速充電には対応していないようだ。アダプタはUSB PD対応だが、出力電圧が29Wアダプタの14.5Vとは異なるため、正確に言えば12.9インチiPad Proの方が対応できないと言える。次世代のiPad Proはどうなるか分からないが。

しかし、やはりUSBは複雑怪奇だ・・
勘違いした人がUSB 3.0だから急速充電できるというような表記がウェブ上で見られる。USB 3.0は転送速度の世代規格であって、充電やコネクタ形状にはあまり関係がない。

これは、12.9インチiPadがUSB3.0に対応しているからできる芸当であり、USB3.0非搭載の9.7インチのiPad Proではここまでのスピードは出ないそうです。

しかもかのケーブルはUSB 3.0ですらない。Appleの公式発表がある。

USB-C – Lightning ケーブルは、最高 480 Mbps のデータ転送速度に対応しています (USB 2.0)。

USBは規格外製品が多く出回って問題になっており、Googleなどが準拠するように呼びかけている
独自規格と正規規格がそれぞれどんどん新規格を出して来ており、理解するのが大変で、勘違いしてしまいやすい。
ちなみに、Appleは名称を付けるのがあまりにいい加減だが、USBすらそうで、AppleはUSB Type-Cの呼び方をUSB-Cと表記している。
皆さんが製品を選ぶ時にもご注意して欲しい。

追記(2017/09/22):
2017年に新しく出たiPad Pro 10.5インチ(Pro 12.9インチ第2世代も含む)では、MacBook Pro用の61Wと87Wの電源アダプタでも急速充電ができるとのこと。ただし、61Wと87Wの電源アダプタだと電圧は9Vなるらしい。iPhone 8では実際のところどうなのか? 今後試してみるつもりだ。

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VPNでHomeKit家電を家の外からSiriで操作してみる(Apple TVなし)

2016 年 11 月 25 日 コメントはありません

タイトルがウソになってしまいました..

Apple TVやiPadなしで、HomeKit対応家電を家の外からSiriでリモート操作できないかどうしても試したくて、買ってしまいました..

中国メーカーがアメリカで売っているスマートプラグ「Koogeek Home」。
割引クーポンが配られており、ポチりました。初めてのIoT..

思っていた以上に操作は簡単。
なるほど、こういうのって、iPhoneを経由して、こうやって対応デバイスをWi-Fiに接続するのだと感心。
今のWi-Fiってどこもパスワードがいりますよね?iPhoneはこのコンセントをアクセスポイントではなく、Wi-Fi対応のデバイスとして認識するので、このネットワークに繋ぎなさいと半自動でやってくれるんです。

ネットワークに繋いだら、後は簡単。
iOS 10から標準になったHomeアプリを使って、このコンセントとペアリングすればおしまい。
普通にタップしても、Siriで音声コントロールもこの時点でできるようになる。

ここまでは普通である。
ここからがどうしても試したかったこと。
Apple TVやiPadというハブなしで、家の外から操作できるのか?
公式にはもちろんできない。だが、家のネットワークとVPNで接続すればいけるのではないか?
もちろん自分が人柱になりたくないので、ググりまくった。しかし、英語圏も含め答えはなかった..

家の外は寒いので、iPhoneのWi-Fiをオフにし、4GのネットワークからVPN接続。
OpenVPNで、iPhoneなので、TUNしか対応していない。

結果は・・
ダメでした。

「すべてのアクセサリが応答がありません。リモートアクセスが設定されていません。」
となります。
これはTUNだからなのか、それともそもそもiPhoneは当然4G経由のVPN接続であることは分かるはずなのでダメなのか不明。

家電操作はかなりの重要な部分でセキュリティ的に危ないのは分かる。万が一ハッキングされて、外から、場合によっては中国から我が家の家電が勝手に操作されるのは怖すぎる。
まあでも結局はApple TVを買わせたいだけなのかも知れない。

しかし、日本はクソですねえ..

バブル世代の能力の無さと氷河期世代の人材不足のツケでしょうな。
名も無き中国メーカーが、Appleと付き合っているに、日本企業はどこに行っちゃったんですかね?!
IoTでも日本が負けることがもう確定した感じですね。

さて、このスマートプラグ、何に使いますかね..

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iPhone 6s PlusやiPad Air 3、iPad mini 4の図面を入手したよ

2015 年 7 月 11 日 コメントはありません

ちょっと前、ここにiPhone 6sの図面が出ていました。

さて、私の古い中国の友人がiPhone 6s PlusとiPad mini 4、iPad Air 3のサイズ寸法の分かる図面(設計図)を提供してくれたので公開します。



サイズ 高さ 厚み
iPhone 6 67.00mm 138.10mm 6.90mm
iPhone 6s 67.00mm 138.00mm 7.10mm
サイズ 高さ 厚み
iPhone 6 Plus 77.80mm 158.10mm 7.10mm
iPhone 6s Plus 77.94mm 158.00mm 7.30mm
サイズ 高さ 厚み
iPad mini 3 134.70mm 200.00mm 7.50mm
ipad mini 4 134.80mm 203.20mm 6.34mm
サイズ 高さ 厚み
iPad Air 2 169.50mm 240.00mm 6.10mm
iPad Air 3 169.50mm 240.00mm 6.18mm

ちなみにiPhone 6cの図面も提供してくれたのですが、それは明らかにiPhone 5sだったので割愛しました。そのため、上記の情報も本当なのか疑わしいところです。
嘘か真実か、出所は? ..分かりません。

発表までのお楽しみってことで。

追記:
iPhone 6cってのが本当に出るらしくて、形状もiPhone 5sと同様になるという噂もあります。

追記2:
iPhone 6cではなく、iPhone SEでしたね。火のないところに煙は立たないってことです。

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SIMフリーiPhoneをb-mobileで使おうとしている人へ

2012 年 12 月 3 日 コメント 1 件

b-mobile、確かに便利。海外では当たり前なんだけどね。
で、香港で買ったSIMフリーiPhoneをb-mobileのスマホ電話SIMで使おうとしたわけよ。
もちろん普通に使えたんだけど、どうしても出来ないことがあった。
それは電話番号による、iMessageFaceTimeのアクティベーション(iPhone初期設定のアクティベーションは出来ました)。

何度やっても失敗する。なぜ?

答えはここにあった。
失敗して再度設定する度に何と料金が50円も発生してるって。この50円は、アクティベーションが国際SIM送信で行うので発生するらしい。
出来ない上にこれはヒドイわ。

同じ失敗をする人が出ないように祈ってます。

後日談はこちらから

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