
本日、iOS 10がリリースされた。
気になった点がいくつかあったのでまとめてみる。
なお、使用しているバージョンは「iOS 10.0.1」である。
ロック解除
スリープ状態からの復帰が、iPhoneを持ち上げるだけでできるようになったのは超便利。
しかし、今までは右にスワイプし、パスコードを入力すればロックが解除できていたのだが、iOS 10からは、わざわざホームボタンを一度押さないといけない仕様になった。
自分は指紋を使うTouch IDが気持ち悪くて使っていなかったのだが、この仕様変更でやむなくTouch IDを使うことに・・
Appleの説明を信用するしかないし、Touch IDは使ってみれば便利ではあるが、ちょっと気持ち悪い。
マップで自宅が表示される
標準アプリのマップを開くとなぜか自分の住んでいる場所が表示される。これは本当に気持ち悪い。
消そうとしても消せない。しかし、何を元に判断しているのか。
「利用頻度の高い位置情報」だった。

設定>プライバシー>位置情報サービス>システムサービス>利用頻度の高い位置情報から履歴を削除するとマップでの表示も消えた。
Safariで拡大禁止が無効に
HTMLのMETAタグのviewportで「user-scalable=no」としていると、今まではピンチやダブルタップしても拡大ができなかった。
しかし、iOS 10にしてからどうやらこの設定は無効になったらしく、ピンチすると拡大されるようになった。
賛否両論ありそうな仕様だ。
SafariでSSL通信推奨に
自分の作ったウェブアプリでは、SafariからJavaScriptでHTML5の「Geolocation API」というのを使い、iPhoneのGPSで位置情報を取得していた。
ところがiOS 10にしてから、エラーが起きるようになった。他の位置情報を取得するサイトなどでは出来たり出来なかったり..

不思議に思って調べて見ると、HTTPS(SSL/TLS)接続されていないと位置情報を取得できない仕様になったようだ。
これはChromeなどでは以前からそうなっていたらしく、今後の流れなのだとか。
不便になってしまった。
PPTP
iOS 10からVPNのPPTP接続のサポートが廃止されたようだ。

これは地味に困る。中国にいる際、VPNを使い自宅経由でインターネット接続することがあるからだ。
中国はGreat FireWall(金盾)と呼ばれるインターネット規制・検閲を行っている。これを掻い潜るのに、VPN接続は有効だからだ。
安いルータのVPNサーバ機能は大抵PPTPしかない。
基本的には気に入っているが、マニアックな部分では困ってしまっている。
あと、標準のメモアプリでiCloudに同期していると、すぐに落ちる.. これはぜひとも改善してほしい!

iOSには辞書が内臓されている。
文字を選択すると、「辞書」というメニューが出て、意味をスタンドアロンで調べられる機能のことである。
辞書データは有名どころを使っているらしい。
ところがiPhoneをiOS6にアップデートしたら、内蔵の辞書が使えなくなった。
iOS6では初回使用時に辞書データのダウンロードが必要になるのだが、ダウンロード自体出来なくなったのだ。
今日その原因が分かったので一応書いておこう。
原因は入力言語だった。
私は入力キーボードで、日本語、英語、中国語を設定しているが、その入力モードが英語になっていると、辞書のメニューが出なかったのである(一度キーボードを日本語に切り替えると辞書のダウンロードが出来て、英語でも辞書メニューが出るようになった)。
現在は以下のような感じになっている。
こんな感じです

iOS6.1にしてからおかしいと思っていたんです。
外だとなぜかネットに繋がらない。
再起動してもダメ、リセットしてもダメ。
唯一の方法は、3Gを一旦オフにしてすぐ再度オンにすること。でしばらくすると繋がる。
でも時間がかかって面倒だし、イライラしちゃう。
第一改善しても一時的なので、またすぐに繋がらなくなるんです。
OSアップデート後のことだったので、iOS6.1を疑いましたが、ネットで検索しても情報が出てこない。
b-mobileで、ちょうど月を跨いたところだったので、回線を次に疑いましたが、これもよく分からない。
そしてついに情報が出ました
このブログに辿り着いたって事は、ベースバンド(BB=BaseBand)の意味を知りたいってことですね?!
ベースバンドとは一体何なのでしょうか?
iPhoneにはiOSというのが入っていますが、これはOSです。そして、そのバージョンとして、5.0.1や5.1などがあります。
実は、OSのバージョン以外にベースバンドというのがあるのです。
ベースバンドとは、いわゆるファームウェアというもので、これによってBluetoothやGPSなどの動作をコントロールしているようです。
ですから、同じiOSのバージョンでも、複数のベースバンドが存在します。つまり、ベースバンドにもバージョンがあるということです。
ベースバンドのバージョンによっては、脱獄(JailBreak)は出来ても、SIMロックは解除できない・・なんてこともあるようです。
例えば、iPhone4(Sではない)で、iOSが5.0.1、ベースバンドが04.11.08だと、今現在SIMロックの解除はできないみたいです。
つまり、SIMロックを解除するには、iOSのバージョンだけでなく、ベースバンドのバージョンにも注意しないといけません。
さて、ベースバンドの確認方法です。
1.設定を開きます。

2.一般を開きます。

3.情報を開きます。

4.確認します。
バージョンがOSのバージョン、モデムファームウェアというのがベースバンドのバージョンです。

iOSはどんどん新しくなっていきます。
すぐにバージョンを上げたり、またはタイミングをはずすと脱獄やSIMロック解除出来なくなったりするようです。
脱獄したい方は常に最新の情報に注目しておきましょう。
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