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一時帰国でb-mobileSIMを使用してみた

2010 年 9 月 7 日 コメントはありません

日本への一時帰国でb-mobileSIMを実際に使用してみました。

b-mobileSIMとは日本通信が始めたサービスで、SIMフリー機などに差して使うデータ通信専用のSIMカード。
利点は短期間(1ヶ月から)の使用が可能で、面倒な登録費用などが不要な所。プロバイダとかもいりません。
即ち、私のように海外生活している人が一時帰国した際にインターネットをするのに適しています。

注目すべきは、回線がdocomoのFOMAな点。つまり、全国津々浦々で使える広いエリアです。
但し、3G回線ですが、通信速度は300Kbpsに押さえられています。
また、データ通信専用なので、音声通話は使えません。
1ヶ月だと2980円の固定料金と安いのでしょうがないですね。
一時帰国に限らず、iPadなどの通信機能付き端末で使うのもありでしょう。もちろん端末自体がSIMフリーである事が条件ですが(あるいはdocomoの端末)。

私は香港で購入したNokiaのE71という携帯に差して使いました。
この携帯には、無線LANテザリングのアプリ(後述)も入れていますから、ノートパソコンでネットするにも便利。
つまり無線LANを介して、まずパソコンと携帯電話を接続し、携帯の3G回線を通じてインターネットにアクセスするわけです。
また、Skypeのアプリも入れていますから、データ通信専用とはいえ、音声通話も不可能ではないのです。
Skype同士はもちろん、SkypeOutやSkypeInを使えばね。

b-mobileSIM自体は、ネットで注文・決済可能ですし、帰国前に申し込んで、実家やホテルなどの一時滞在先に送っておけば良いでしょう。送料は無料ですし。
私も帰国前に滞在先のホテルに送ってもらいました。
ただ、最初の開通手続きに携帯電話やPHSが必須です。本人のでなくてもいいので、ご親戚や友人の携帯をちょっと使わせてもらえばいいでしょう。簡単です。

ところが、早速使おうとするとトラブル発生!
E71にSIMを差すと、SIMと回線の認識はしてくれるのですが、肝心のネットワークに接続出来ない・・という状態でした。
もちろん開通手続きもちゃんと済ませています。
何度電源を入れ直しても効果なし。
あ~あ、2980円無駄になっちまったか~。しかしあきらめ切れず。
どうしたものか・・とググる先生で検索・・答えがありました。
ネット上の回答は英語端末での設定だったので、私の中国語端末では多少戸惑いましたが、何とか成功!!
ポイントは「Packet data connection」を「When available」にすることです。中国語だと「有网络信号时」ですね。ここは恐らく初期設定のままだと駄目です。
私の場合、「Access point」は空白のままでも大丈夫でした。

実際使ってみて、携帯端末で使う分には300Kbpsでも十分な速度かと。Skypeアプリも一応使えましたしね。
また、Symbian向け無線LANテザリングアプリのJoikuSpotもちゃんと使えました。

b-mobileの設定方法(Nokia E71の場合)
1)Menu→Tools→Settings→Connection→Packet data
Packet data connection:Whenavailable
2)Menu→Tools→Settings→Connection→Access points→Options:New access point
Conection name:bmobile(任意)
Data bearer:Packet data
Access point name:dm.jplat.net
User name:bmobile@u300
Prompt password:No
Password:bmobile
Authentication:Secure
Homepage:None

いや、しかし・・
中国携帯キャリアの国際ローミング@日本はすごく安くなっていますし、こんな便利なサービスまで出て来たとなると、禿のプリペイドはますます使う機会がなくなるなあ・・

ちなみに、iPhone4向けにmicro-SIMも出ています。通話が出来るバージョンもあるようです。

どんどん便利な世の中になっていますね。

追記:
日本でも自由なデータ通信の時代が始まっています。
ここに詳しいですが、いろんなMVNO業者からdocomo回線を使ったモバイルデータ通信プランが出ています。
安いものだと、月に1000円くらいから使えます。ただ、これらはプリペイドではありませんので、b-mobileSIMのように短期間のみ使うのには向きません。日本に住んでいる方向けですね。
また、通信速度は100Kbpsくらいなので、b-mobileSIMに劣りますが、プランによっては必要な場合だけクーポンを購入することで、一時的に通信速度を大幅に上げることができたりします(LTEなど)。
どんどん便利な世の中になっていますね。

聯通(China Unicom)にびっくり

2010 年 8 月 21 日 コメントはありません

中国の携帯キャリア、聯通(China Unicom)にがっかりした後で、今度はびっくりしました。

先に書いたように、国際電話にも国際ローミングにも「1000元の保証金がいる」とされていたのですが、使い始めてまだ二ヶ月程度にも関わらず、なぜかすでにシルバー会員になっており、それにより、国際電話も国際ローミングも電話一本ですぐに開通できました!!
びっくりです!!中国移動だと国際ローミング開通出来るまで半年くらいかかりましたからね。シルバー会員に至っては、丸3年かかりましたよ→移動・・

ということで、今の番号を日本でもそのまま使えるようになりました。

また、懸念だった国際ローミングの価格ですが、移動に続き、聯通でも大幅に値下げされたようです。

しかも・・安かったあの移動よりも更に安いんですよ!

【国際ローミング@日本 比較表】

日本国内にいる場合(国際漫遊) 移動 聯通
日本国内通話(発信&着信)/分 1.99元 1.86元
日本から中国への通話/分 4.99元 4.86元
日本から中国へのショートメール/通 0.89元 0.86元
データ通信/KB 0.02元 0.01元

大差はありませんが、聯通が安くなってよかった!!
しかも、この一時帰国前に・・ラッキー!!

しかし、まだ国際電話が高いんですよね。
広東省の移動だと、「12593」を先にダイヤルするIP電話だと日本の固定電話まで0.39元/分(携帯電話までだと0.99元/分)なんです
どうやら聯通でも広東省の場合は同じような感じみたいなので、江蘇省でもそうなって欲しいところです。

追記(2012.05.23):
上海の商店で売られている聯通3G(186)のSIMカードを買ってみました。100元で100元分の通話料金が入っていました。このカードは身分証などの登録も必要ありませんでした。
なお、プランを選ぶこともできます。センターにショートメールを送ることでプランの選択ができるのですが、すぐにそのプランを有効にするには、プラン選択命令文の後ろにLを付ける必要があるようです(例:96元Aプラン:3GJB96Lを10011に送る)。Lを付けないとプランの有効化が次の月からになってしまいます。
またこのカードは、初めから国際電話がかけられ、国際ローミングもできました(香港では実証済み)。いつの間にやら超便利になっていますね!!
ちなみに、国際電話をかける時には、頭に10193を付けることで、1.99元/分となります。付けないと高くなるので、付けた方がいいでしょう。一応は2012年末までのキャンペーンということのようですが、延長になる可能性も高そうです。
以上の詳細は、10010に電話して確認して下さい。

聯通(China Unicom)にがっかり

2010 年 8 月 8 日 コメントはありません

江蘇に引っ越すのでこれを機会に聯通(China Unicom)の3G(wo)に切り替えようとしました。
開通と同時に国際電話を申し込もうとすると、何と「1000元の保証金がいる」と言われました!!
国際ローミングなら分かるのですが(国際ローミングも別途1000元いります)、なぜ国際電話をかけるのにもそれが必要なのか意味不明・・
プリペイドなのだから、チャージが無くなったら、使えない様にすればいいだけなのでは・・?(国内電話と同じ)

これだとちょっと考えるなあ・・
聯通のサービスセンターに電話して確認したのですが、やっぱり本当の事みたいでした。
あげく安く国際電話をかけるカードがあると説明される始末。そんな前時代の奴なんていりません。

広東の聯通ならば1000元の保証金だけで国際電話も、国際ローミングも同時に開通できるとか。
また、最低使用が18元の国際電話が安くなるオプションもあり、それだと移動のIPと同じで、日本の固定電話まで0.39元/分。

色々と安くて良い聯通ですが、こうやって見ると、細かい部分は移動に負けていますね・・
本音を言えば、移動が「W-CDMA」だったら良かったのに・・

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