アーカイブ

‘iPhone’ タグのついている投稿
スポンサーリンク
スポンサーリンク

iPhoneで外部マイクを使ってステレオ録音する方法

2019 年 3 月 17 日 コメントはありません

まずは上の動画をご覧頂きたい。そして音声に集中してみてほしい。できればイヤホンをつけて..
どうだっただろうか? まるでその場にいるかのような、リアルな環境音を感じたのではないだろうか?

こういうリアルな音声を「バイノーラル(Binaural)」と呼ぶそうで、YouTubeなどでも多い。「ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)」や「3Dサウンド」などと呼ばれたりすることもある。
自分が初めて聞いたのはとある遊園地のお化け屋敷で、リアルな音にどういう仕組みなのか興味を持った。
その後、数年前にニコニコ動画などで聞いて、その時の体験を思い出した。
仕組みは結構単純で、右と左で少し離したマイクを使い、集音するだけだ。
左右の音の音量やわずかな時間差をつけたステレオ録音し、それをまた左右のイヤホンに分けて聞かせることで、人間の耳で聞いた時と同じようなリアルな音を作り出す仕組みだ。

これはこれで面白いのだが、今やスマホの時代。簡単に誰でも高画質の動画が撮影できる。
高品質の動画を撮影するにあたり、音にもこだわりたいのなら、やはりステレオで録音したい。
私が普段使っているiPhoneでもステレオ録音やバイノーラル録音ができないものか調べてみた。
iPhoneで気軽にリアルなサウンドを撮影・録音できたらハッピーじゃん?

先に結論を言うと、可能ではあるが、それなりのコストがかかる。
例えば下記のような数万円するiPhone専用のバイノーラルマイクを買えばできる。

なお、2018年に発表・発売されたiPhone XS/XS Max/XRについては、本体にステレオマイクが内蔵されており、単純なステレオ録音であれば、iPhone単体でできる(マイクの位置関係上、リアルなバイノーラル録音は厳しいと思われる)。
また、現状ではステレオ録音に対応するアプリも少ないようだ。

さて、ここから細かく説明しよう。

iPhone 6s以前、iPhoneには3.5mmのイヤホンジャックが付いていた。そこに付属のイヤホンマイクを差し込めば、普通に外部マイクとして録音ができていた。
iPhoneのジャックの規格は「4極のCITA」である。これを覚えていて欲しい。極とは、イヤホンプラグの金属部分のことで、イヤホンによって分離されている数が違う。
もちろん付属のイヤホンマイクでなくとも、同じ規格の物であれば、外部マイクを付けることができた。

iPhone 7以降、イヤホンジャックが廃止され、Lightningに集約された。
ただ、純正のLightning(オス)-3.5mmイヤホンジャック(メス)変換アダプタが付属しており、7以降でもそれを間に挟めば、4極のCITAのイヤホンマイクは利用可能だ。

なお、もしお使いのマイクが3極の場合は、別売りになるが、4極オス-3極メスの変換アダプタを買えば、同じように外部マイクを接続することができる。

ただ、これらは全てモノラルのマイク入力になる。仮にマイクがステレオでも、ステレオで録音されない。よってバイノーラル録音もできない。
それはなぜか?
iPhoneのジャック4極のうち、1極はグラウンド、1極はマイク入力、残り2極はステレオ音声出力(イヤホンで音楽を聴くための)だからだ。
ステレオマイクの場合、2極(ライン)分のマイク入力がある。左右のマイク入力があるのだから当然だ。
つまり、4極のうちの1極が、iPhone側は音声を出力し、マイク側は音声を入力する。出力と入力がぶつかるため、ステレオで録音できないわけだ。
つまり結論として、アナログのイヤホンマイクでの入出力の場合、iPhoneでステレオ録音するのは不可能ということだ。

話が結論に戻るが、なぜLightning端子に対応したマイクであればステレオ録音できるのか?
それはLightningからの入力であり、デジタルであり、そのために作られた機器やアプリがステレオ入力に対応するからだ。
ステレオで録音するには、そもそもiPhoneに左右の音が別々に入らないといけないわけで、それがLightning対応の専用機器ならできるからだ。アナログでは無理だ。

iPhoneを買って、外部マイクで録音するのは簡単だし、安価だ。
しかし、ステレオ録音したければ、それなりの出費が必要になる。
これが私の調べた限りの結論である.. もし違うなら教えて欲しい。

今後iPhoneでもLightning端子が廃止され、Type-Cになると噂される。
そんな中、わざわざ数万円するマイクに投資するのも躊躇してしまうのだった..

追記(2020/06/14):
こういうのもあるから、Lightningに”投資”しても無駄にはならないかも、ね。
※ご利用目的に合うかどうかは未検証です。

カテゴリー: ガジェット タグ: , , ,

Galaxy Note8 / iPhone 8 Plus / iPhone Xのディスプレイを拡大比較してみた

2017 年 11 月 7 日 コメントはありません


iPhone Xが発売されて数日。画面が綺麗とよく言われるので、手元にある、Galaxy Note8 / iPhone 8 Plus / iPhone Xの液晶(有機EL)ディスプレイ画面を比較してみました。


こうして並べても、ぱっと見ると、正直大きな差は感じません..

ではまず、データ上の比較です。

機種 画面サイズ 画素数(解像度) タイプ
Galaxy Note8 6.3インチ 2960 x 1440 (515ppi) 有機EL (OLED)
iPhone 8 Plus 5.5インチ 1920 x 1080 (401ppi) 液晶 (LCD)
iPhone X 5.8インチ 2436 x 1125 (458ppi) 有機EL (OLED)

次に、画面を顕微鏡で拡大して確認してみました。
設定で画面を最大まで明るくし、画面上の白い部分を拡大しています。なお、顕微鏡の倍率は固定(全て同じ)です。

Galaxy Note8

iPhone 8 Plus

iPhone X

拡大円の直径に入るそれぞれのピクセルを数えたところ、Note8は120p、iPhone 8 Plusは90p、iPhone Xは102pという結果でした。
Xの有機ELディスプレイはサムスン製らしいのですが、Note8とPPIも異なりますし、種類?が違うように見えます。
密度の細かさで言えば、Note8が一番上ですが、Xの方は表示がしっかり、くっきりしている印象。でも明るさはやはり液晶である8 Plusの方が上。
つまり見た目にはどれがベストとは言えないと感じます。
ちなみに、公式スペックのppiから比べると、数値が大体1/4.4なので、この円の直径は約5.8mm(=25.4/4.4)でしょうか。

皆さんの実際の印象はどうですか?!

追記:

追記:

中国でApple Payを使う

2017 年 10 月 21 日 コメントはありません

中国でもApple Payが始まっている。中国におけるApple Payはどうなっているのだろう?

元々はiPhone 6から始まったApple Payだが、日本における非接触型決済は長年FeliCa仕様が主流のため、Apple Payが出た当時は使えなかった。
iPhoneにFeliCaが搭載されていなかったためだ。iPhone 6/6sに搭載されていたNFCのシステムはNFC-AとNFC-B(Type A/B)であった。

中国でも地下鉄などのカードではFeliCaが使われていることが多いようだが、地域ごとにバラバラで統一性がない(例えば上海の地下鉄カードを広州で利用することはできない)。この点は日本の方が全国統一が進められており、利用者には便利だ(例えばSuicaは北海道でも利用できる)

中国では日本より早く、2016年2月頃よりApple Pay使えるようになったが、使えるところはかなり限られていたようだ。
iPhone 7から日本でも使えるようになったApple Payに登録できるのはクレジットカード(システムは旧来のQUICPayiDを使う)とSuicaだが、中国では日本でもお馴染みの銀聯カードだ。

銀聯カードは大きく分けて2種類ある。1つは銀行のキャッシュカード=デビットカード、もう1つはクレジットカード。
デビットカードは口座にお金がないと支払えないが、クレジットカードだと借りられるので支払える。

ところで、つい先日から広州の地下鉄でもApple Payが使えるようになったそうだ。
Apple Payを導入するため、広州の地下鉄はゲートを新しくしたとのこと。今まではFeliCaだったが、NFC-A/Bにも対応するゲートにしたのかも知れない。
そう、中国ではNFC-A/B仕様のカードリーダーを利用する。なぜなら、銀聯にも実は非接触型決済が備わっているカードがあり閃付(Quick Pass)と言う。
それにはNFC-A/Bが使われており、Apple Payはそのシステムを利用するのだ。
そのため、中国ではiPhone 6/6sでもApple Payを利用できる。
ちなみに、雲閃付という呼び方もあり、イマイチ統一性がない.. 恐らく、銀聯カードの場合は閃付、同じシステムを使うスマホなどを使う仕組みを総称して雲閃付としているのではないか?

ところが、デビットカード版銀聯カードでのApple Payは広州の地下鉄でどうやら使えないらしい。クレジットカード版銀聯カードでのApple Payが必要みたい。
実は中国でApple Payを使った人の報告を読むと、支払い時にカードリーダーへの暗証番号入力が必要のようだ。
確かにApple Payを登録する時は、カード番号の入力と電話番号認証だけセキュリティ的にヤバい他人のカードも割に簡単に登録できてしまう可能性がある。実際アメリカではそういう問題が起きて、電話をかけて認証する仕組みになったらしい。
そういうこともあって、デビットカード版では支払いに暗証番号入力が必要なのだろう。
もちろん地下鉄の出入ゲートでいちいちそんなことはできないので、クレジットカード版しか使えないのだろうと思う。

自分が試したところ、Apple Payにカードを登録する際にも、認証方法が微妙に違い、デビットカード版だと銀行に登録してある携帯電話にワンタイムパスワードがショートメールが送られて来てそれを入力するが、クレジットカード版だとカード裏面のセキュリティカードを入力する必要があった。
外国人が中国でクレジットカードを発行するのは極めて難しいので、日本人が中国でApple Payを使う場合、通常はデビットカード版での登録になるだろう。
試してみたが、日本で発行できる銀聯カードはApple Payに登録できない

中国でも今後、クレジットカード会社による非接触型決済が普及すればいいのだが(そうなれば近い将来日本でも普及するであろうVisa payWaveMastercardコンタクトレスJ/SpeedyExpressPayなどのNFC PayやEMV Contactlessと呼ばれる非接触型クレジットカード決済がそのまま使えるようになる)、銀聯以外のクレジットカード決済の普及率を見ると難しいだろう..

ちなみに香港では、八達通(Octopus)や銀聯の閃付ではなく、国際的なNFC Pay(EMV)がApple Payをサポートするようだ
つまり、日本側のクレジットカードにおけるNFC Payへの対応が進めば、香港でなら日本のクレジットカードそのままのApple Payが使えるようになるだろう。

さて、中国では近年地下鉄の建設が相次いでいる。地方の2、3番目の都市でも地下鉄をどんどん建設している。90年代後半まで、北京と上海くらいにしか地下鉄はなかった。しかもそれぞれ2路線程度だった。
日本と違い、中国には近距離移動のための鉄道がほとんどなく(鉄道は長距離移動の手段がメイン)、地下鉄は正に激動の中国を象徴する存在だ。福岡の地下鉄建設も見習ってほしいものである(天神南から博多までわずか1.4kmで10年/450億円もかかる)。
しかし、人の流動が多い割に、前述のように利便性が悪い。
閃付やApple Payがどこの地下鉄でも使えるようになれば、一種の統一と呼べるようになるだろう。

追記(2018/01/27):
香港と中国(広東)に行った際に、色々なところでApple Payを試したので報告する。
使った端末は、日本のキャリアで買ったiPhone 8(SIMフリー化済み)である。iPhone 7であればちゃんとiOS 11にしておこう

まず香港だが、香港はかなり前からFeliCaを使ったオクトパスカードが普及していて、列車はもちろん、様々なところで利用ができたのは前述の通り。
残念ながらApple Payが使うのは普及しまくっているオクトパスカードのシステムではなく、NFCの方だ。
だが、こちらも徐々に普及して来ているようで、香港の空港にあったセブンイレブンでも問題なく使えた。

ちなみにApple Payに登録し、試したカードはQUICPayとMastercardコンタクトレスの両方をサポートするオリコカードである。

次に中国でも試した。思ったより対応している店が多かった印象である。恐らく閃付のロゴがある端末があるところならどこでもいけるのではないか。

また、色々な店で使ってみたが、事前に調べていた暗証番号の入力はどこも不要だった。マクドナルドのキヨスク端末でもカウンターでも、ワトソンズでも、またスーパーでも不要であった。これは土地柄なのか改善されたのかは不明。
銀聯カードを登録する際、リージョンを中国にする必要がある、と言う人もいるようだが、自分の場合は不要であった。

ただ感じたのは処理速度の遅さ。
やはり日本のSuicaほど決済の速さは、香港・中国の両方ともなかった。
決済完了まで体感的に若干もたつく。

銀行のATMでもApple Payが使えるとは聞いていたが、実際にそうだったので合わせて報告する。
私は残高照会や引き出しにApple Payで成功した。ちなみに、カード発行の銀行ATMで試したのみで、他行のATMでも使えるのかは分からない。

ただし、ATMの利用には暗証番号の入力が流石に必要であった。だとしてもカードを持ち歩く必要がなくなるというメリットはある。

さて、普及で言えば、圧倒的に微信(WeChat)による支払いなのだが、Apple Payも徐々に普及していると感じた。
もちろん専用の決済端末が必要になるため、QRコードのみの導入の手軽さはないので、ほぼ大手小売店に限られてくるとは思うが、今後の更なる普及に期待したい。
本当に現金を持たない出張が実現できた今回の香港・中国行だった。

追記(2018/06/03):
iOS 11.3からApple Payに北京と上海の交通カードを追加できるようになっています。
追加するにはiOSをアップデートして、iPhoneの設定で地域を一旦中国にします。
また、初回追加時にデポジットの支払いが必要で、その支払いをApple Payの銀聯カードで行うため、Apple Payに銀聯カードを先に登録している必要があります。
私が試した時にはデポジットの20元と、最低チャージ金額の5元ではなぜかうまくいかず、チャージを10元にしたら決済が通りました。

なお、現在iOSの最新版は11.4で、iOS 11.4から深圳や武漢、重慶、江蘇省などの交通カードも新たに追加されると噂されていましたが、結局それらは追加できないままです

次期iOS 12ではNFCがサードパーティにも開放されると言われています
今後使える交通カードがiPhoneでもどんどん増えるのではないかと思われます。JR私鉄各社も対応していってほしいところです。
それと香港ではどうなるのだろう。FeliCaである八達通(Octopus)が対応すれば便利になるが、上述の通りすでに香港ではNFC PayがApple Payとして使われている。競合しないようにするのか、日本のように色々対応させていくのか。同じくiPhoneが普及する地域だけに、よく行く者としてはオクトパスカードの対応に期待したいところである。

追記(2018/11/24):
iOS 12.1が出ています。
地域リージョンを中国にして試しましたが、まだ北京と上海以外の交通カードは出てきません。
中国現地の報告も特にないので中国の他の交通カードはまだ未対応のようです。

追記(2018/12/01):
香港と広東に出張しましたので使い勝手などを報告します。

追記(2019/07/05):

iPhone / iPad の急速充電を試してみた

2017 年 9 月 26 日 コメントはありません

iPhone / iPad に高速充電するには、USB PD対応のACアダプタPD対応のLightning – USB-Cケーブル(USB-Cポートの端末ならPD対応のUSB-C – USB-Cのケーブル)が必要です。
そして端末自体がPD高速充電に対応している必要があります。
PDの対応端末について、結論のまとめ表から書きます。この表にないiPhoneとiPadはPD高速充電に非対応です。
詳細は表より下をご覧ください。

発売年 対応端末 ポート
2015 iPad Pro 12.9インチ Lightning
2017 iPad Pro 12.9インチ Lightning
2017 iPad Pro 10.5インチ Lightning
2017 iPhone 8 Lightning
2017 iPhone 8 Plus Lightning
2017 iPhone X Lightning
2018 iPhone XS Lightning
2018 iPhone XS Max Lightning
2018 iPhone XR Lightning
2018 iPad Pro 12.9インチ USB-C
2018 iPad Pro 11インチ USB-C
2019 iPad Air Lightning
2019 iPad mini Lightning
2019 iPhone 11 Lightning
2019 iPhone 11 Pro Lightning
2019 iPhone 11 Pro Max Lightning
2020 iPad Pro 12.9インチ USB-C
2020 iPad Pro 11インチ USB-C
2020 iPhone SE Lightning
2020 iPhone 12 Lightning
2020 iPhone 12 Pro Lightning
2020 iPad Air USB-C
2020 iPhone 12 mini Lightning
2020 iPhone 12 Pro Max Lightning
2021 iPad Pro 12.9インチ USB-C
2021 iPad Pro 11インチ USB-C
2021 iPhone 13 Lightning
2021 iPhone 13 mini Lightning
2021 iPhone 13 Pro Lightning
2021 iPhone 13 Pro Max Lightning
2021 iPad 10.2インチ Lightning
2021 iPad mini USB-C

*2021/06/01現在

新しいiPhoneの8/8 Plus/Xが急速(Apple流に言うと高速)充電に対応した、ということなので早速試してみた。
急速充電の規格としては、USB PDのようだ。
AppleではすでにMacBookや12.9インチiPad ProでUSB PDによる電力供給に実績がある。

必要な物はUSB PDに対応したACアダプタ電源とApple純正のLightning USB-Cケーブルである。
今回電源として使ったのは中国地場メーカーのUSB PD対応のACアダプタ。
全体で最大80W出力、USB PD対応のポートは、Type-Cコネクタで、最大20V 3.5Aまで出るらしい。

<テスト結果>

iPhone 8 A1906 → 9.45V 1.45A

iPhone 8 Plus A1898 → 9.49V 1.99A

てことで、確かにしっかり急速充電できた。
つまり、通常の5Vに比べ、9Vとしても約1.8倍速く充電できるってことだ。
iPhone Xも恐らく同じで9V程度の電圧で充電できるだろう。
なお、電源を落としている時には通常の電圧(5V程度)になった。

さて、Qiについても書いておく。
Qiで充電している時に、さらに同時にケーブルで充電するとどうなるか? つまり、ダブル充電。より速く充電されるのだろうか?
はっきりとは分からなかったが、Qiの充電器に電流が流れているのは確認できた。上の方のチェッカーがQi充電器に繋いでいるポートだ。
ただ、ケーブルをiPhoneに繋いだ途端、Qi充電器の電流値がガクンと下がった。

それゆえ効果は不明だが、一応ダブル充電はできているぽい。
ところでこのQi充電器は、非認証ながらQC2.0に対応しており、9Vの電圧で電力を供給できる。Qi側で10Wの出力に対応するため、こういう仕様のQi充電器が多い。
なお、上記のACアダプタは、PDだけでなく、QC3.0にも対応している。日本のメーカーもこういうのをさっさと作ればいいのにね..

ついでにiPad Proでも試してみた。

12.9インチiPad Pro(第1世代) A1584 → 約15.6V 約1.80A

12.9インチiPad Pro(第2世代) A1670 → 約15.6V 約1.86A

10.5インチiPad Pro A1709 → 約15.6V 約2.03A

12.9インチiPad Pro(第2世代)や10.5インチiPad ProからAppleのMacBook用の純正61W(87W)アダプタにも対応しているが、9Vの充電になるとのことだった。しかし、ACアダプタ側が適切な電圧に対応していれば、ちゃんとネゴシエーションしてくれるようだ。
純正の29Wのアダプタだと14.5Vだが、1Vほど高い電圧までiPadでも対応しているということだろう。
つまりサードパーティーの充電器でもいいってことだ。

ちなみに、日本のiPhone 8の認証表示画面には、メキシコの認証が表示されないため、実際の規格は不明。

(iPhone 8 Plus)
メキシコは法律的にこういった表示を義務付けてるんだろうね。

(12.9インチiPad Pro)

Android系は主にQC規格による急速充電が多いですが、AppleはUSB PDを採用。QCはクアルコムの規格だからね..
正規のUSBから外れたLightningってのが引っかかるが、まあ正統な方式かと。サードパーティー製の充電器にも対応したわけだから、よしとしよう。
次回iPhoneではせめて付属品として、Lightning USB-Cケーブルを付けてほしいところ。別に買うと高いからね。

てことで、ちょっとお金はかかりますが、より速く充電したい人にはおススメです。
今後はぜひiPhoneでも急速充電ライフをお楽しみ下さい。

追記(2017/11/14):
iPhone Xでは何故か急速充電ができなかったです..?!

追記(2017/11/15):
手元に2台別のiPhone Xが届いたので、その2台でも試したところ、今度はしっかり9.47Vで急速充電できました。
iPhone X A1902 → 9.47V 1.74A

失敗したのとの違いは電池の残量.. 残量が少ない2台は9Vで充電できました。
ひょっとしたら電池残量が多いと急速充電しない仕様?!
そこで充電を続けると.. 80%を超えたところで急速充電が終わり、5Vくらいに下がりました。
ってことで、高速充電モードは80%まで、ってことのようです。
あとやはり急速充電だけに本体は結構熱くなります。

追記(2018/05/13):
今年2018年3月に出た新型のiPad(第6世代=A1954)でも高速充電を試してみましたが、どうやら非対応のようでした。残念!
ところで、2018年秋頃発売の新型iPhoneでは急速充電対応のLightning USB-Cケーブルと充電器が付くという噂がまた出ていますね

追記(2018/09/13):
結局充電周りは新しいiPhone XSやXS Maxでも同じままでした。

追記(2018/09/29):

追記(2018/10/26):

追記(2018/11/08):
2018年の新型iPad Proが発売されたので早速充電周りをチェック。
今回のiPad ProはとうとうUSB Type-C(AppleはUSB-Cと表記する)コネクタが採用!
まず、11インチも12.9インチも両方ともPDに対応したACアダプタが同梱されている。両方とも全く同じアダプタであった。
但し、このアダプタは、最大9V 2Aの18W出力。よって充電力はさほど高くない。


試したところ、他のPD対応のACアダプタもこれまで通り使えるようだ。
その場合、15.3Vの30Wくらいまで出ていたので、より速く充電したいのであれば、MacBookや他社のACアダプタを使うといいだろう。
なお、PD対応した他社品のType-Cケーブルも使えた。
ただ、なぜか充電が始まらないこともあり、不安定であった。これはiOSが原因かも知れない。

追記(2019/04/01):
2019年版、iPad Air、iPad miniの両方とも急速充電に対応していました!

追記(2019/04/11):

追記(2019/09/25):
2019年のiPhone、iPhone 11シリーズでも念のためチェック!


さあ、9月末発売の2019年廉価版の10.2インチiPadで急速充電は対応するのか?! 仕様見る限りでは非対応ぽい。ProやAirと差をつける作戦か..?

追記(2019/10/03):
2019年の廉価版iPad 10.2インチ(第7世代)は、やはり高速充電非対応でした。値段に差があるしね.. まあでも欲しかったよな。

追記(2020/04/02):

追記(2020/04/29):
iPhone SE(第2世代)で高速充電を試しました。

追記(2020/09/20):
2020年9月発売の廉価版iPad 10.2インチ(第8世代)が届いたので高速充電を試しました。
20WのACアダプタとType-C=Lightningケーブルが付属しているにも関わらず、何と高速充電に非対応。
あくまでAirやProと差を付ける戦術のようです。ちょっと呆れちゃうな.. ガッカリだよ!!

追記(2020/10/24):
iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPad Air(第4世代)の高速充電を試しました。問題ありません。
ただね、充電器を付けないのはいかがなものかと。だってType-Cでしょう?久しぶりに買い換えた人は充電器持ってないでしょう。
あと、言われてたような強化版のケーブル付属はありませんでした。

追記(2020/11/13):
iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro Maxが届いたのでチェックチェック。まあ結果は分かってましたけどね..

追記(2021/06/01):
2021年版のiPad Proをチェック。単なる念の為..

追記(2021/09/24):
2021年の無印iPad(第9世代)、新型iPad mini(第6世代)、そしてiPhone 13シリーズの高速充電を確認。
何ととうとうiPad 10.2インチも高速充電に対応! やった~!

カテゴリー: ガジェット タグ: , , , , ,

VPNでHomeKit家電を家の外からSiriで操作してみる(Apple TVなし)

2016 年 11 月 25 日 コメントはありません

タイトルがウソになってしまいました..

Apple TVやiPadなしで、HomeKit対応家電を家の外からSiriでリモート操作できないかどうしても試したくて、買ってしまいました..

中国メーカーがアメリカで売っているスマートプラグ「Koogeek Home」。
割引クーポンが配られており、ポチりました。初めてのIoT..

思っていた以上に操作は簡単。
なるほど、こういうのって、iPhoneを経由して、こうやって対応デバイスをWi-Fiに接続するのだと感心。
今のWi-Fiってどこもパスワードがいりますよね?iPhoneはこのコンセントをアクセスポイントではなく、Wi-Fi対応のデバイスとして認識するので、このネットワークに繋ぎなさいと半自動でやってくれるんです。

ネットワークに繋いだら、後は簡単。
iOS 10から標準になったHomeアプリを使って、このコンセントとペアリングすればおしまい。
普通にタップしても、Siriで音声コントロールもこの時点でできるようになる。

ここまでは普通である。
ここからがどうしても試したかったこと。
Apple TVやiPadというハブなしで、家の外から操作できるのか?
公式にはもちろんできない。だが、家のネットワークとVPNで接続すればいけるのではないか?
もちろん自分が人柱になりたくないので、ググりまくった。しかし、英語圏も含め答えはなかった..

家の外は寒いので、iPhoneのWi-Fiをオフにし、4GのネットワークからVPN接続。
OpenVPNで、iPhoneなので、TUNしか対応していない。

結果は・・
ダメでした。

「すべてのアクセサリが応答がありません。リモートアクセスが設定されていません。」
となります。
これはTUNだからなのか、それともそもそもiPhoneは当然4G経由のVPN接続であることは分かるはずなのでダメなのか不明。

家電操作はかなりの重要な部分でセキュリティ的に危ないのは分かる。万が一ハッキングされて、外から、場合によっては中国から我が家の家電が勝手に操作されるのは怖すぎる。
まあでも結局はApple TVを買わせたいだけなのかも知れない。

しかし、日本はクソですねえ..

バブル世代の能力の無さと氷河期世代の人材不足のツケでしょうな。
名も無き中国メーカーが、Appleと付き合っているに、日本企業はどこに行っちゃったんですかね?!
IoTでも日本が負けることがもう確定した感じですね。

さて、このスマートプラグ、何に使いますかね..

カテゴリー: ガジェット タグ: , , , , , ,
スポンサーリンク
1 2 3 4 5 6 8