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個人としての営利活動、団体としての営利活動

2014 年 11 月 12 日 コメントをどうぞ コメント

仕事の経験から一つ分かったことを書いてみます。

会社という組織は、営利のために活動しています。儲けてナンボの世界です。
会社で働く個人も同様に個人の利益のため、つまり給料がもらえるから働いています。
しかし、個人レベルで考えると、苦労しても同じ給料しかもらえないなら、苦労の少ない楽な仕事をした方がよい、ということになります。
朝から晩まで肉体を酷使し働いても、通常は低賃金です。一方、大企業でのんびりコーヒーを飲みながら働いても、肉体労働者よりも厚遇なことが多いでしょう。
つまり、辛い仕事だからと言って、給料が高いとは限らない。そんなの当たり前なので、より良い席を求め、椅子取りゲームの就職活動が熾烈な戦いになるのでしょう。

さて、仕事をしていると様々な部署、様々な個人の思惑、力関係などによって、仕事の進め方が決まって行きます。担当者が個人の考えで、やる・やらないを決めることが許されていることは少ないでしょう。
例えば非常に難しい仕事があったとして、担当者個人としては、失敗のリスクが高く(ボーナス査定ダウンや最悪クビ)、チャレンジして成功したとしても給料も変わらない、会社の制度上などの理由で出世や将来にも影響がない、となればその仕事はやりたくないというのが本音でしょう。

とは言え、会社でそんなことを公言するのは、立場を非常に悪くするので言えません。
追いつめられた担当者が取る道はおのずと決まってきます。
つまり、社内的に角が立たない方法で仕事自体を無くしてしまう道です。
例えば、発注先の見積もりを改竄し、あえて値段を高くし、会社に報告する。
高すぎるので仕事として成り立たなくなり、そのまま仕事自体が流れるかも知れません。難しい仕事が消えた担当者は一安心です。社内での評価もそれほど下がらないでしょう。

会社組織において、このようなモチベーションの従業員を抱えることは問題です。
しかし、これは個人の問題だとは言い切れない部分もあります。人が増えればモチベーションの高くない人は一定数出てきます。
会社として出来ることはないのでしょうか。
・・私はこう考えます。

まず担当者を追い詰めすぎないないこと。
追い詰めると会社にとって不利益でも個人としてはある程度のメリットがある方法を編み出し、繰り出してきます。
どこかに逃げ道、余裕を与えましょう。
裁量権限を増やす、時間的余裕を与えるなどが考えられますね。例えば納期に余裕があれば品質リスクは軽減できるかも知れません。
長い目で見れば会社の利益になるはずです。

そして、しっかりとした評価制度を確立させること。
リスクや難易度の高い仕事をしても給料が変わらない、評価にも影響しない、ということであれば難しい仕事から逃げたくなる人ばかりになってしまいます。
目標を立てさせる会社は増えていますが、目標を達成したら個人にとってどれだけプラスになるのかも先にしっかり示すべきです。
反対に、「できなかったから、君にはボーナスがないのだ」となれば、従業員側も納得しやすくなるでしょう。

日本には高い技術があると盛んに言われていますが、私はそうは思いません。
結局は人なのです。人が優れていたから技術も受け継がれてきたし、国が豊かになったのです。
人を活かすも殺すも組織の制度とトップの考え方次第だと思います。
「みんなで考えましょう」なんて言うのはトップの逃げです。「船頭多くして、船、山に登る」と謂います。
会社が潰れて、従業員の責任にするトップなんていません。

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