USB PD と Quick Charge 2.0 を比べてみた
USBってパソコンからの出力がメインだったので、電力は5V/500mAでした。
しかし、スマホが普及し、バッテリーが肥大化、より多くの電力が必要になり、2A出力できる充電器なども登場していたのが昨今です。
そんな中、MacBookの充電はUSB-Cになったと言うじゃありませんか..
これってどういうこと? 電力足りんの?
そうこうしていると、今度は様々なスマホがQC2.0(Quick Charge 2.0)に対応してきたと言うことで、充電時間が大幅に短くなってる話まで..
モバイルバッテリーやUSBケーブルを輸入したりしていたので、ちょっと気になります。
調べて見ると、USB PD(Power Delivery)というのもあり、これは最大100Wまで対応するらしい。
やっぱりよく分からなかったので、USB PDとQuick Charge 2.0(Class A)を比較する形でまとめてみた。
項目 | QC2.0 | USB PD |
策定 | Qualcomm | USB 3.0 Promoter Group |
最大規格 |
9V/2A 12V/1.5A |
12V/3A 12V/5A 20V/3A 20V/5A |
充電器側 | 要対応(多い) | 要対応(少ない) |
ケーブル | 一般のケーブル(通信もできること) | 要対応 |
端末側 | 要対応(多い) | 要対応(スマホではまだない?) |
端末側が全てUSB-Cとなり、USB PDに対応してくれればいいのだが、まだ先になるだろう。
USB PD対応のACアダプタもまだまだ出ていないし、今は過渡期。
対応端末を使っているなら、QC2.0対応の充電器を使った方が良さそうだ。
追記(2017/03/21):
細かく電圧を変えるQuick Charge 3.0が出始めて間もないですが、今年くらいから新たにQuick Charge 4が出るそうです。4.0ではなく、4。
上記でも比較していた、USB PDと互換性を持たせるのだとか。一つのアダプタで、複数の急速充電に対応できるようなるようです。
Qualcommでは、「5分間の充電でスマホの通話時間を5時間伸ばせる」「Quick Charge 3.0より20%高速に、30%効率よく充電できる」と謳っています。
端末としては、Snapdragon 835が搭載された物からになるようです。
詳細はまだ不明ですが、PDとの互換性ってのは気になりますね。GoogleはUSBの規格に準じた物を要求しているようなので、今後はPDに統一されていきそうです。
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