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アナログメモ+デジタル保管

2011 年 4 月 23 日 コメントはありません

ショットノート」というメモ帳がキングジムから発売されています。これは自分で手書きしたメモをiPhoneで撮影すると、斜めからでも正面に補正される仕組みのメモとアプリがコラボする商品です。

そんな今日、メモやノート、手帳の内容をデジタルで保管するということが改めて注目されています。
スマートフォンが一般化し、デジタルで記録をつけていくということも増えていますが、やはりアナログのメモも捨てがたい・・と言う方も多いはず。

アナログの良さとデジタルの良さ

アナログにはアナログの良さがあります。一方でデジタルにはデジタルの良さもあります。
<アナログメモの利点>
・すぐに書ける
・場所を選ばない
・自由に書ける
<デジタルメモの利点>
・保存に優れる
・検索性に優れる
利点の反対は弱点でもあります。アナログメモは散らばりやすく、後で探す時に多大な労力がかかります。デジタルの方はすぐに書いたりするにはまだまだ難点があります。
それぞれを補完するには、アナログでメモして、それをスキャンしたり、デジカメで取り込み、Evernoteなどで保存・OCR処理することではないでしょうか。

そこで今回はアナログのメモを使いやすくするべく、wtpmj流のメモ術を書いてみます。

紙のサイズと種類


私は、「B7サイズがメモには最適」と思っています。B7は128*91で、ちょうど手に収まりやすく、ポケットにも入るサイズです。
A6(148*105)だと大きすぎますし、A7(105*74)だと小さすぎます。

そして、メモするなら、5mm方眼がベストだと思います。方眼は書きやすいです。

B7の弱点・・カバーがない

ところが、B7のメモにも弱点があります。
それは、適当なカバーがないことです。ネットで随分と探したのですが、良さそうなのがありませんでした。
メモは紙ですから、ポケットに入れることを想定をしている私にとって、カバーは必須なのです。下敷きとしても。
カッチョイイB7サイズのメモカバーをぜひとも作って欲しいところです。

さて、カバーがないから、と言って諦めるわけにはいきません。
当初は、A6サイズで妥協し、キングジムの「ノートカバー」や、コクヨの「システミック」に気持ちが動きました。
これらはA6サイズのノートやメモをカバーする商品です。高級なの(手帳)と違って、1000円ちょっとなのに機能的でとても良さそうだと思いました。
しかし、どうしてもサイズの問題が解決しません。A6だとポケットに簡単に入らず、結局携帯しなくなるのではないかという恐れがありました。これではいつでも簡単にメモれるアナログの良さが活かされません。

A7なら選択肢が広がる

そこで、小さい方のサイズで妥協することにしました。そう、A7のメモです。A7ならカバーも少ないながらもあります。メモもまあまあ豊富です。
A7・・考えてみました。どんなカバーがいいだろう、と。ペンがさせるのも一つのポイントでした。
そして改めてショットノートを見ると、Sサイズ(115*77)用のカバー(125*90)がありました。
A7のサイズはショットノートのSサイズより少し小さいだけですから、兼用できるのではないか?!と考えたわけです。
これでカバーは決まりました。

紙を折るという裏技

次に中身のメモです。先にも書きましたが、メモは5mm方眼が良いと考えています。
もちろんショットノートのSサイズでも悪くはありませんが、ショットノートは品薄なのと、専用メモは海外では買えません。それに、たまに大きめのサイズが必要になった場合のことを想定したのです(後述します)。
そこで考えたのが、大きめの紙を折り、メモとして使うことでした。

実はこのアイデア、以前から実行していた方もいたらしく、それ向けに「abrAsus」という商品が売り出されています。
どこでも簡単に手に入るA4の紙を3回折り、A7サイズのメモとして使う、というコンセプトです。
しかし、高い!!ペン付きですが、5800円もします。お高いの(手帳)より高いんです。

そこで私のアイデアは、A5もしくはA6の5mm方眼メモを折って使うという方法です。
A5なら2回、A6なら1回折ればA7サイズになります。
その折ったメモ用紙をショットノートSサイズ用カバーに入れて使うのです。
私はA5を使う方をお勧めします。A5であれば後でスキャンする際に表裏8面全てが同じ方向でスキャン出来ます。

<メモを折り曲げて使う利点>
・A5/A6など汎用性の高い紙が使える
・書くものの必要に応じてA6サイズなどに広げて大きい面を使うことも出来る
と考えました。
簡単ですが考証しています→こちら
A5やA6などのメモであれば、人気の高いロディアなどにもあります。
ショットノートのLサイズ(214*146)は、A5(210*148)とほぼ同じですから、これを折って使ってもいいかも知れません。

そして、ペン

ここまで来れば後は楽しい時間です。自分に合ったペンを探しましょう。
日本の文房具は世界で一番だと思います。品質に数々のアイデア・・本当にこの業界には頭の下がる思いです。

最近のボールペンの流行をここで少しご紹介させて頂きます。
まずは、三菱の「ジェットストリーム」これは油性のボールペンですが、新開発のインクにより、滑らかに書けるともっぱらの評判です。

次に、パイロットの消せるボールペン「フリクション」。紙を削って消すのではなく、擦って熱を上げると消える特殊なインクという仕組みです。

なお、無印良品でも同様のボールペンが売られていますが、これはパイロットのプライベートブランド版です。価格はパイロットより安いのでこちらの選択肢もアリですね。

iPhoneの場合

さて、メモをデジタル保管する一つの方法として、iPhoneのアプリをご紹介します。

CamScannerFree」と言うアプリです。
有料版もありますが、無料版もあります。
このアプリのいい所は、メモや白板を正面から撮影しなくとも、あたかも正面から撮影したように修正してくれ、さらに写真をまとめて一つのPDFにしてくれたり、写真をEvernoteなどにアップロードしてくれたりする素晴らしいアプリです。
実は試しにショットノートにメモして、それをショットノート公式アプリとCamScannerFreeで読み込んでみたのですが、読み込みの結果については、CamScannerFreeの方が良かったのです。
iPhoneをお持ちでしたら、ぜひ一度使ってみて下さい。

活用してこそのデジタル保管

これらで書いたメモは一枚一枚デジカメで撮影して保管してもいいですし、折った紙を広げて一気にスキャンしてもいいでしょう。上で紹介したアプリを使うのも便利です。ご自身に合ったデジタル保管の方法をぜひご検討下さい。
デジタルで保管し、それを後から簡単に検索、活用することにこそ意味があります。活用しなければ、紙のメモをため込むのと同じことです。
このような使い方をする人が増えれば、OCR技術も向上するでしょうから、ますます情報保管と活用の場が広がりそうです。

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