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エックスサーバーとZenlogicとロリポップを使ってみた感想、そして常時SSL

2016 年 11 月 6 日 コメントはありません

今まで、10年以上、ロリポップのレンタルサーバーを借りていた。
借り始めた当時は価格が格安だったし、その後も特に大きな不満はなく、友人の分も含め、3つのサーバーを借りて、運営していた。
最近では、次世代のホスティングサービスなどと称し、新しいサーバーへの移転もあった。
このブログもロリポップで運用している(た)。

ところが、サーバーを検討するに至った事態が突然発生した。

きっかけは、SSL/TLSだった。
iPhoneをiOS 10にして、自作のウェブアプリ–ブラウザからGPSの位置情報を取得する–が使えなくなった。
調べて見るとブラウザのセキュリティ要求が高くなり、SSLに対応していないと使えなくなったことが判明した。

暗号化については以前から興味があったが、まさか個人サイトでもそれが必要になる時代が来るとは思っていなかった。
しかし、やりたいと思っても、SSL通信、つまり証明書は非常に高く、ハードルが高い。諦めて、ロリポップの共有SSLで我慢していた。

ところが、エックスサーバーというレンタルサーバーだと無料で独自ドメインのSSLが使えるということがたまたま分かった。
通常SSL証明書は有料だ。不思議に思って調べて見るとLet’s Encryptという無料証明書のサービスが始まったらしい。
エックスサーバーはそれを利用し、無料で独自ドメインの証明書を使うことができるらしいのだ。本来は面倒な設定が必要だが、エックスサーバーなら簡単に設定できるわけだ。
これは検討せざるを得ない。

問題は料金だ。
ロリポップはライトプランだと、1年契約で250円/月である。
エックスサーバーは一番安いX10プランで、1年契約で1000円/月。
4倍。かなりの差額だ・・ 私の場合はサーバーを3つ運営していたが、それでも躊躇せざるを得ない。
一時は3つのサーバーをロリポップのスタンダードプランに統合しようかとも考えたが、それではSSL通信はクリアできない。
ロリポップにも、SNI対応して、Let’s Encryptを導入しないのかと問い合わせたが、今のところ計画はなさそうだった。

と、ここで、新たな事実が判明する。
何と、第三のZenlogicというレンタルサーバーが、エックスサーバーと同じく、標準独自SSLとして、無料の独自SSLサービスを行っていると言うではないか・・!!
調べて見ると、驚くべきことに、通常は有料のRapidSSLの証明書も無料だそうだ(実際にはRapidSSLをベースにしたと謳われている)。
つまり、Zenlogicでは、Let’s EncryptかRapidSSLを選べる(もちろん別に有料の証明書もある)。

しかも!!
20周年記念として、2016年11月30日まで期間限定で、890円/月のプランSの申し込みができる。
期間限定は申し込みだけで、申し込んでしまえば、ずっとこの料金で使えるらしいのだ。
これには大きく惹かれた。

エックスサーバーは確かにネットでの評判が高く、ロリポップを卒業してエックスサーバーに移る人は多い。
一方Zenlogicは始まったばかりで知名度は高いとは言えない。以前、ファーストサーバという社名でサービスを行っていたが、数年前に大きな事故を起こしたことを覚えている人もいるかも知れない。
しかし、考えようによっては、事故対策は万全になっただろう・・とも思える。事実Zenlogicは大きくシステムを変換したらしい。

さて、エックスサーバーは10日間、Zenlogicは2週間の無料試用が可能だ。
もちろん独自ドメインの設定も可能である。ただ、エックスサーバーの方は、試用中にメールの利用ができない。メールのウェブアプリを構築している私としては、試せないのが不安だった。
一方Zenlogicはその点心配はなく、試用でもメールが使える。
早速申し込んで試用してみた・・

Zenlogicが分かり難いという記事もネットに見かけたが、私にとってこの辺りは特に大きな差を感じなかった。
レンタルサーバーを借りている人なら特に問題なく使えると思う。
速度も体感できるほどの差は感じなかった。その辺は、ここが大きな参考になった。

そして、一番の目的だったSSLの証明書。
これはどちらも簡単に導入できた。
まず、サーバー側で使用するドメインの設定を行う。
次に、サーバーに必要なファイルをアップロードする。
そして、ドメインのネームサーバーの設定で、サーバーのネームサーバーを指定するか、G Suite(Google Apps)などのメールを使っているなら、AレコードでIPアドレスを指定する
少し時間が経つと、独自ドメインで新しいサーバーにアクセスできるようになる。
その状態で、サーバーでSSLの申し込みを行う。無料SSLはあくまでドメインによる認証なので、サーバーとドメインが結びついた状態でないと申し込めないのだ。
もちろん認証レベルに違いは合っても、暗号化レベルに差は基本的にない。
もし常時SSLを導入するなら、.htaccessファイルなどで、常にSSLへアクセスされるように設定すればいい。
試用でも、常時SSLになるように設定した(というか基本的に常時SSL化される)。

さて、SSL証明書の認証方法に差があっても、暗号化に差はないと書いたが、実は各サーバーでの暗号化レベルには設定や対応に差が出る。
いくら高価なEV証明書を導入しても、セキュリティレベルの低いサーバーが存在するのだ。
つまり、セキュリティはサーバーのレベル次第・・となる。
それを検証できるのがSSL LABSだ。
このサイトでドメインを入力すると、そのドメインのサーバーのセキュリティレベルの判定をしてくれる。
自分も色々試したが、日本有数のECサイトでも最低のFレベルだったりするから恐ろしい。
SSLは証明書を導入したら終わりではない。もちろん平文垂れ流しよりはマシなのだろうけど、しっかりセキュリティ対策されたサーバーが必要なのだ。
ここで調べた結果、エックスサーバーはA-評価、ZenlogicはOpenSSL Padding Oracle vuln.(CVE-2016-2107)の対応ができていないらしく、評価は若干低くなっていた。
これについて問い合わせたところ、問題は認識しており、2016年度内を目途に対応するとのことだった。対応されれば評価はAレベルになるだろう。

ところで、上に書いた常時SSLだが、AOSSLとも言われる。
今までは、会員登録や個人情報を取り扱うページのみを暗号化していることが多かったが、今後はトップページを含む全てを暗号化するのがスタンダードになりそうなのだ。
Zenlogicがなぜ無料でRapidSSLの証明書が使えるかと言うと、どうやらこの常時SSLに力を入れているからのようだ。

事実、常時SSL Lab.という特設サイトも作って、常時SSL普及に努めている。
つまり、SSLを導入するなら、Zenlogicは期待できるだろう。

ここまで来ればあとは好みの問題かも知れない。
エックスサーバーは独自ドメインのプレゼントキャンペーンをやっているので、それを考えればコストは少し安くなると言えるかも知れないが、やはり890円/月のZenlogicも魅力的である。しかも、レンタルサーバー契約につきものの、初期費用もZenlogicは無料である。
コスト面ではZenlogicに分があると言えるだろう。

SSLが導入したくなって、サーバー移転を検討しているのなら参考にしてほしい。
これまでは試用だったが、このブログも間もなくSSLを本導入するつもりである。その際には当然常時SSL化するつもりだ。

GoogleのランキングでもHTTPS化(SSL化)されているかどうかが評価の基準になったそうだ。
私の場合はウェブアプリがきっかけだったが、個人サイトでもメールを送ったり、コメントを記入したり、個人情報の取り扱いには注意が必要だ。
そういった意味でも常時SSL化することは求められている。
SSL化を検討されては如何だろうか。

自分で電子証明書を作ってPDFを暗号化してみた

2016 年 10 月 16 日 コメントはありません

ビジネスで使われることも多いPDFファイル。
確かにExcelなどに比べ、PDFは編集しづらいファイルですが、Illustratorなどを使えば簡単に編集できます。

PDFは閲覧したり、編集したりすることを制限するパスワードを設定できますが、結構簡単に破られるそうです。つまり、パスワードだけでは安全と言えないのです。
また、そもそもそのパスワードを相手にどうやって伝えるのか、という昔からの暗号の伝統的問題があります。
パスワードを誰かに盗まれたら、PDFにパスワードをかける意味が低下しますよね..

それらを解決するのが、電子証明書(デジタルID)による暗号化です。
公開鍵を使った暗号化は20世紀に考えられ、今でも有効に使える暗号化方式です。
暗号を受け取る人が暗号を指示する、というのがこの暗号の大きなブレイクスルーでした。
暗号業界ではRSA暗号が有名ですね。

暗号の理論は非常に難解で、複雑な数学が出てきますが、実際に使うのはシステム上難しくないのがポイントで、それゆえ普及しています。
「生卵から玉子焼きを作るのは誰でも簡単だが、玉子焼きから生卵を作るのは事実上不可能」というような数学的理屈を基にしています。
RSA暗号は巨大な素数を掛け合わせ、それを素因数分解するのは難しいということを根拠にしているそうです。

さて、本来公開鍵暗号は一対一のやり取りで使うことができるのですが、それだけだと通信相手が本物なのか証明する術がありません(なりすまし)。
そのため、一般的には、信頼できる第三者機関を間に挟み、相手が本物だと電子証明書を認証してもらいます。
認証してもらうのにはお金がかかります。
ちょっと調べてみたのですが、個人用の簡易認証でも年間3500円くらいするようです。

テストだけならなりすましを心配する必要もありませんし、可能であれば相手からFace to Faceで電子証明書をもらえば安心でしょう。
ということで、PDFの暗号化を電子証明書を用いて行ってみました。
今回はPDFですが、メールなどを暗号化する場合でも理屈は同じだと思います。

必要なもの:
・Windows パソコン (使ったバージョンは10です)
・Adobe Acrobat (使ったバージョンはPro DCです)

流れとしては、自分の電子証明書を作り、それを相手に渡します。
相手はその電子証明書を使って、送るPDFファイルを暗号化します。
暗号化されたファイルは自分しか開くことができません。暗号化した人も開けないのです。

1. 電子証明書を作る(ファイルを受け取る側)
Acrobatで電子証明書を作ります。
Acrobatで適当なファイルを開き、ツール > 保護 > 暗号化 > 証明書による暗号化 > この文章のセキュリティ..「はい」 > 設定を適当に.. 次へ > デジタルIDを追加 > 今すぐデジタルIDを新規作成 次へ > Windows証明書ストア 次へ > 名前とメールアドレスを入力.. 完了
これでWindows証明書ストアに自分の証明書が作られました。
この後はAcrobatを閉じて構いません。
なお、電子証明書はOfficeを使っても作れます。
C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16\SELFCERT.EXE
などからになります。

2. 電子証明書を送る(ファイルを受け取る側)
コントロールパネル > ネットワークとインターネット > インターネットオプション > コンテンツ > 証明書 > 個人
ここに先ほど作成した証明書が入っているはずです。
エクスポートを選び、次へ > いいえ、秘密キーをエクスポートしません 次へ > DER encoded binary X.509 次へ > 参照で保存する場所とファイル名を入力.. 次へ > 完了
これで相手に送る証明書が作られました。これを相手に送ります。
送る方法は何でもいいです。メールでもいいですし、USBメモリなどに入れて手渡しでもいいです。
*本来は電子証明書を受け取る人(暗号化したファイルを送る人)が、その電子証明書が本当に正しい相手(暗号化したファイルを受け取る人)から来たかどうかをしっかり確認する必要があります。なりすましを防ぐためです。

3. ファイルを暗号化する(ファイルを送る側)
ファイルを受け取る側から受け取った電子証明書を使ってファイルを暗号化します。
Acrobatで送るファイルを開き、ツール > 保護 > 暗号化 > 証明書による暗号化 > この文章のセキュリティ..「はい」 > 設定を適当に.. 次へ > キャンセル > 証明書セキュリティ警告 続行 > 受信者の選択 参照 受け取った電子証明書を選んで 次へ > 完了 > Acrobatのセキュリティ OK > 名前を付けて保存でPDFファイルを保存します
これで完了です。このPDFファイルは暗号化した人も開くことができません。もちろん第三者も開けません。
1の電子証明書を作って、ストアにインストールしている、秘密鍵を持っている人しか開けないのです。
後はこの暗号化したPDFファイルを電子証明書を送った人に送り返します。

如何だったでしょうか、複雑な暗号理論を理解しなくても、スーパーコンピュータを使っても解読が難しいと言われる暗号化したPDFファイルを作成することができました。
ファイルをやり取りする人と電子証明書をお互いに交換しておけば、データを安全にやり取りすることが出来るようになります。

今回はPDFを取り上げましたが、他のファイルやメール、ウェブページも基本的には同じ理屈です。

仕事で安全にファイルをやりたい時にご参考にされて下さい。

<参考>
技術者でなくても分かる 電子証明書とPKI入門

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海外旅行では銀行で両替するな!

2016 年 9 月 19 日 コメントはありません

皆さんは海外旅行や海外出張の際、どこで現地通貨に両替していますか?

まず問題外なのが、日本の空港での両替だと思います。
余程のことがない限り、レートの超悪い日本の空港で両替することはお勧めできません。

次にお勧めできないのが、現地到着後の空港での両替。
これも大抵の場合、レートがあまり良くなかったり、手数料が高かったりします(日本の空港での両替よりはマシですが)。

基本になるのが、現地に到着して、街へ移動してから、現地の銀行や両替商での両替。
そこそこのレートと手数料で両替できます(ただしホテルなどで両替するとレートが悪いことが多いです)。

一番良さそうなのが、現地空港にあるATMでのクレジットカードを使ったキャッシングです。
間違えないで下さい、現地ATMで使えるキャッシュカードではないです、クレジットカードのキャッシングです。
海外で使えるキャッシュカードは良くない両替方法の一つです。レートが超悪いです。
一般の日本人はクレジットカードのキャッシングは手数料や金利が高い、キャッシングなら手数料も金利もかからない・・と思っています。しかしそこが落とし穴。それは国内利用での話です。
海外でのキャッシュカードによる現金引き出しは、当たり前ですがレートというモノが存在し、ずる賢い銀行はそのレートを悪くすることで暴利を得ています。

海外において、クレジットカードでキャッシングはレートがとてもいい事が多いです。
もちろん金利は発生しますが、レートが現金両替に比べ良く、手数料も低い場合が多いので、トータルで比べると一番良い両替レートになることが多いのです!!

これらは海外旅行フリークが昔から言っていたことですが、今回実際に試してみました。

場所は香港。 使ったのはVISAのクレジットカード。
日時は6月1日。1日ですから、金利が多めにかかる日です。
HSBCのATMで100香港ドルキャッシングしました。
当日、重慶マンションにある比較的レートの良いと思われる両替商では、1398.6円=HKD100でした。

それからしばらくし、カードの請求書が到着・・
結果、金利分合わせても、クレジットカードのキャッシングの請求は、1390円=HKD100でした。

金利期間の少ない下旬でしたら、もっとお得だったでしょう。
大差ないですが噂は本当ぽいです。
いちいち銀行で両替に並ぶよりも、レートの悪い空港で両替するよりも、 空港のATMでキャッシングした方が賢いですね。
ただし、楽天カードのように罠がある場合もあるのでご注意を・・

あ、もちろんクレジットカード払いができるお店では直接クレジットカードで払った方が金利がかからない分トクになります。
ホテルなどでは大抵クレジットカードが使えますので、そこも考えてキャッシング額を調整してみて下さい。

以上ご参考になれば幸いです。

iOS 10を1日使ってみて

2016 年 9 月 14 日 コメントはありません

本日、iOS 10がリリースされた。
気になった点がいくつかあったのでまとめてみる。
なお、使用しているバージョンは「iOS 10.0.1」である。

ロック解除

スリープ状態からの復帰が、iPhoneを持ち上げるだけでできるようになったのは超便利。
しかし、今までは右にスワイプし、パスコードを入力すればロックが解除できていたのだが、iOS 10からは、わざわざホームボタンを一度押さないといけない仕様になった
自分は指紋を使うTouch IDが気持ち悪くて使っていなかったのだが、この仕様変更でやむなくTouch IDを使うことに・・
Appleの説明を信用するしかないし、Touch IDは使ってみれば便利ではあるが、ちょっと気持ち悪い。

マップで自宅が表示される

標準アプリのマップを開くとなぜか自分の住んでいる場所が表示される。これは本当に気持ち悪い。
消そうとしても消せない。しかし、何を元に判断しているのか。
「利用頻度の高い位置情報」だった。

設定>プライバシー>位置情報サービス>システムサービス>利用頻度の高い位置情報から履歴を削除するとマップでの表示も消えた。

Safariで拡大禁止が無効に

HTMLのMETAタグのviewportで「user-scalable=no」としていると、今まではピンチやダブルタップしても拡大ができなかった
しかし、iOS 10にしてからどうやらこの設定は無効になったらしく、ピンチすると拡大されるようになった。
賛否両論ありそうな仕様だ。

SafariでSSL通信推奨に

自分の作ったウェブアプリでは、SafariからJavaScriptでHTML5の「Geolocation API」というのを使い、iPhoneのGPSで位置情報を取得していた。
ところがiOS 10にしてから、エラーが起きるようになった。他の位置情報を取得するサイトなどでは出来たり出来なかったり..

不思議に思って調べて見ると、HTTPS(SSL/TLS)接続されていないと位置情報を取得できない仕様になったようだ。
これはChromeなどでは以前からそうなっていたらしく、今後の流れなのだとか。
不便になってしまった。

PPTP

iOS 10からVPNのPPTP接続のサポートが廃止されたようだ。

これは地味に困る。中国にいる際、VPNを使い自宅経由でインターネット接続することがあるからだ。
中国はGreat FireWall(金盾)と呼ばれるインターネット規制・検閲を行っている。これを掻い潜るのに、VPN接続は有効だからだ。
安いルータのVPNサーバ機能は大抵PPTPしかない

基本的には気に入っているが、マニアックな部分では困ってしまっている。
あと、標準のメモアプリでiCloudに同期していると、すぐに落ちる.. これはぜひとも改善してほしい!

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韓国人が恨んでいるのは自分たちの祖父である

2016 年 8 月 22 日 コメントはありません

なるほどね・・

記憶のパラドックス–戦わなかったからこそ許せない

日本の謝罪問題についても一言言っておきたい。日本は韓国に対してすでに十分すぎるほど謝罪したし、これからも謝罪しつづけなければならないだろうが、それらは結局、無駄である。なぜなら韓国がそもそも憎んでいるのは、日本人ではなく、日本の統治に抵抗せずに従った、自分たちの祖父たちだからだ。たとえば終戦直前まで、日本の軍人は朝鮮半島で夕食を楽しんで官舎に帰ってくることができた。日本の軍部の交換が街を歩いていても、暴徒に襲われる心配はなく、護衛をつける必要もなかったのである。つまり、日本の統治は、当時、大した抵抗に遭っていなかったのである。

ヨーロッパにも似たような例がある。オランダだ。ナチスドイツが進行してきた時、レジスタンスはあったが、オランダはほとんど抵抗せずに従った。にもかかわらず、戦後の1960年代まで、ドイツのことを激しく嫌っていた。ドイツ人が休暇でオランダに行くことなどできなかった。オランダの大西洋沿岸の民宿は休暇に最適の場所なのだが、看板に「ドイツ人お断り」と書かれていたほど嫌独感情が強かったのである。
ところがその反対に、ユーゴスラビアのダルマチア地方(現在のクロアチア)では、ナチスドイツと激しい戦闘が行われ、双方に多数の死者が出たのだが、戦後の民宿には「ドイツ人は無料」という看板が出ていた。それほどドイツ人の観光客を歓迎していたのである。

1955年のドイツ人は、オランダの海岸では民宿を予約できなかったが、ユーゴスラビアでは無料で泊まれたのだ。この違いはなぜ生まれたのだろうか。ユーゴスラビアではドイツ人が多数の市民を殺し、ユーゴスラビア側もそれに激しく抵抗した。だからこそ、戦後にユーゴスラビア人の多くは「俺はドイツ人と戦ったぞ!」と誇ることができた。そうして民宿で朝食も共にできるようになったのだ。それに対してオランダ人はドイツ人と戦わなかった。彼らは従っただけであり、そこが韓国人と同じなのである。

今日の韓国人は、自分たちの祖父たちを恥じている。その怨みが現在の日本人に向けられている。だからこそ、彼らは決して日本人を許せないのだ。

(中国4.0 P.129より)

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