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ConoHa VPSとエックスサーバーを比較してみた

2019 年 1 月 13 日 コメントはありません

開設当初、サーバーはロリポップを使っていたが、遅くなったため、評判の良いエックスサーバーに移転した。
しかし当初は満足していたはずのエックスサーバーにも徐々に不満が出ている。
運営サポートが勝手にアクセスを遮断する事が何度かあったのだ。共有サーバー故に何かと厳しいのは分かるが、これでは安定した運営ができないではないか..
また、2016年に約束されたはずのサーバーのメモリ増強が私のサーバーでは2年経っても一向に実施されない。これでは嘘つきではないか..
そのため、より自由度の高いVPSなどへの移転を模索していたが、サーバー運営の経験はほとんどなく、コンソールの操作にも不安があるし、本業の方が忙しく、時間も取れない。
そんな時、たまたまよく行く中国でVPNに対する規制が強化され、その対策として試しにShadowsocksRのサーバーを立ち上げようと思い、初期費用も不要なConoHaでVPSを借りてみた。
そうこうするうちに、コンソールにも徐々に慣れて来て、SSHによるアップロードにも問題がなくなったので、せっかくなので、この機会に、ConoHa VPSとエックスサーバーのウェブサーバーとしての速度を比較してみたい。

まずは回線速度の比較をした。
約157MBのビデオファイルを両者にアップロードし、ブラウザで開く。どちらが速く見られるだろうか?
アクセスは日本国内から。どちらのサーバーも日本国内である。計測は日曜の夜、光回線(v6プラス)からパソコンのChromeを使った。
バイアスがかからないよう、計測時にはスマホでビデオを撮影し、記録を取った。ビデオファイルにブラウザからアクセスし、シークバーが満タンになるまでの時間(秒単位になるのはご了承頂きたい)である。
また、1回だけではたまたまということがあるため、同時間帯ではあるが、各サーバーとも交互に5回計測した。

回目 ConoHa VPS エックスサーバー
1 41秒 54秒
2 41秒 54秒
3 40秒 62秒
4 39秒 49秒
5 39秒 51秒
平均 40秒 54秒

上記は時間が短いのが速いということだ。
ConoHa VPSが平均40秒、エックスサーバーが平均54秒。
つまり、結果としては、ConoHa VPSの方が速かった!
時、場所、場合にもよるだろうが、ConoHa VPSの回線はエックスサーバーよりも上かも知れない。

ビデオファイルではサーバーのハードウェアとしての能力は測れないと思われたので、今度は自作のCMS(PHPで作成)を両者にアップロードし、第三者のサイトをいくつか使って測定を行った。
どちらのスコアが高く、速いのか?

計測サイト ConoHa VPS エックスサーバー
Google 100点 92点
GTmetrix Fully Loaded Time 2.6秒 4.0秒
pingdom Load time 0.64秒 1.38秒

何と全てでConoHa VPSがエックスサーバーを上回っている(公平に言うとGtmetrixのPageSpeed Scoreなどではエックスサーバーの方が僅かながら上だった)。
なお、ConoHa VPSは、最も安いプラン(1円/時間|630円/月)にて、LAMPのテンプレートで立ち上げている(影響しているかどうか分からないがBBRも導入している)。
価格もエックスサーバーより安いのに、やるじゃないか。

さて、ConoHa VPS以外にもVPSは沢山あり、Amazonなども出している。どれも高くない。
ただ、VPSはレンタルサーバーより自由な反面、立ち上げや運営は色々と大変なこともある。そんな時はConoHa WINGというレンタルサーバーを借りるのも手である。同じConoHaの運営なので期待ができそうだ。

早くサーバー運営の腕を上げて嘘つきのエックスサーバーとおさらばしたい。

■sv2115.xserver.jp 以前のサーバーの増強について2017年より順次、同様に搭載メモリを増強する予定です。

本当にやるならやれよ.. 2年もずっと期待させやがって、ガッカリだわ。

メルチャリを1週間使ってみた

2018 年 11 月 13 日 コメントはありません

メルチャリというメルカリが始めた自転車のシェアサービスがある。ようは中国で数年前にブームになったやつのパクリだ。

福岡で始まり、今は東京の国立市周辺でもあるらしい。
早速使ってみた感想を箇条書きする。

・料金は使っただけ払う。4円/1分。つまり1時間使うと240円かかる。支払いは後払い。しかし後述するように以外に無料で使えることも多い。
・意外に使っている人が多いようで、なかなか空いてない。
・街中移動には確かに便利。街中にも結構ポートと呼ぶメルチャリ専用の駐輪場がある。
・ポートに止めなくてもいい。そして、ポートに止められてない奴に乗り、そのままどこかのポートまで行って止めると、その乗車に限り、最大15分間無料。ただ、自分がポートに止めず、それからまた再度乗り始めても無効で、料金は取られるようだ。携帯2台持ちなら半永久機関も?! 垢BANされそうだが。

出退勤でほぼ毎日のように乗っているが、実はあまり料金がかかってない。
これは会社までの行き帰りの途中に乗り捨てがあることがちょくちょくあって、それ狙いでやっているから。

ところでメルチャリ以外にも、自転車のシェアサービスは色々あるようだ。
ただ、福岡ではメルチャリが一番多いと思う。
中国ではすでに廃れ、社会的にも問題になっているそうだが、日本では少しずつ増えていくかも。

意外に便利でお金もあまりかからないのでちょくちょく利用し続けていこうと思います。

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固定IPを維持しつつ、v6プラスでネットを高速化する方法

2018 年 3 月 25 日 コメントはありません

自宅のインターネット環境は、NTTフレッツ光ネクスト+GMOとくとくBBの固定IPを利用している。
固定IPは主に自宅のVPNサーバに繋ぐ目的。
ところが最近、夜間のインターネットの速度が落ちて困っている。
早朝や平日の昼間だと速い時には下り400Mbps/上り300Mbpsくらい出るのに、夜だと数Mbpsくらいまで落ちることも..

ネットの情報でv6プラスが速くて料金も同じ、と聞くも、色々と使えないサービスがあってネックは「固定IP不可」。
それでずっと導入を諦めていたのですが、フレッツ光は標準で2セッションまで使えるとのことを今更ながら知ることに。
(ひかり電話ではない普通の)ONUからの配線をスイッチングハブで2つに分岐させ、2個のルータを使うことで、現状の固定IPを維持しつつ、v6プラスも使えるようになるようだ。
ただややこしい話なのだが、NTTに聞いたところ、v6プラスでIPoE接続の場合、フレッツ光のセッションの消費はないらしい。つまり、2つ目のプロバイダ(v6プラス)の方で、IPv6に加え、IPv4のPPPoE接続もできるようなのだ。
なお、繋ぎ方は色々あって、ここが詳しい。

現状のルータも割に良いのを使っているはずだが、最近のルータはアンテナや規格が増えたためなのか、古いパソコンとの相性が良くない。接続がよく切れる
ついでにもう1台、v6プラスに対応した別のルータを買ってもいいかなと思った。

GMOとくとくBBにもv6プラスがあるが、調べてみると市販のルータは使えないとか使えるとか、ドコモ光じゃないとダメだとか、PPPoE接続は開通後切断されるとか、情報が古かったりよく分からない。
どうせ2セッションにするなら、v6プラスのプロバイダも新しいのにしようと思い、色々調べた。
しかし単にプロバイダ料金だけだと儲からないのか、各社とも情報が少ない。出てくるのはフレッツ回線とセットの料金ばかり。

そんな中、@nifty光ライフ with フレッツは契約期間の縛りや事務手数料もなく、月額950円だけらしい。無料でv6プラスも使える
申し込みは電話番号0120-502-210から@nifty光ライフ with フレッツの申し込みと同時にできる。@nifty側でNTTのフレッツ・v6オプションなどの申し込みもやってくれるようだ。
ちなみに、v6プラスが使えない場合は、IPv6接続オプションになるらしい。

申し込みと同時に、下記のv6プラス対応ルータとハブを購入。これでいけるはず..

申し込みから数日でまず書面が届く。これはIPv4のPPPoE接続の情報。電話+ネット上での操作+クレジットカードの申し込みであれば即日これらの情報がもらえる。
ただ、実際にv6プラスが使えるようになるには、NTT側の情報や対応なども必要になるため、数週間かかる
v6プラスにすることで、混む時間帯でも50-100Mbps程度は出るようになった。
なお、IPv6で接続できているかの確認はここここからできる。

Enjoy!

追記(2018/06/23):
NTTの光回線は1つだが、上記に書いた方法で3つのインターネット接続に成功している。
以前から使っていたGMOとくとくBBの固定IP(IPv4)、そして新たに契約した@niftyのv6プラス(IPv6)、最後は同じく@niftyの通常の接続(IPv4)。
これだと光モデムから出たLANケーブルをハブで分岐し、2台のルータを使って4つのIPアドレスを使う形(v6プラスはIPv4のアドレスも持っているので)になる。
ルータが2台なのは、1台のルータがデュアルWANに対応していたからだ。ルータ1台で2つのPPPoE接続のセッションを張れる。
v6プラスを導入してインターネットの速度には満足している。最近のiPhoneだとWi-Fiは5Ghz MIMO(11ac)に対応しているから家庭内での通信も速く、混む時間帯でも50~80Mbpsくらいは出るからだ。
コストは新しいルータとハブの購入に1万円弱と、通信費月額プラス1000円くらいだった。

追記(2018/11/23):
引っ越ししてv6プラスがおかしくなったら一旦プロバイダで解除し、再度申請するといい。ただ解除に数日、再度繋がるまでにまた数日かかる。

追記(2020/02/19):
>以前から使っていたGMOとくとくBBの固定IP(IPv4)、そして新たに契約した@niftyのv6プラス(IPv6)、最後は同じく@niftyの通常の接続(IPv4)。
>これだと光モデムから出たLANケーブルをハブで分岐し、2台のルータを使って4つのIPアドレスを使う形(v6プラスはIPv4のアドレスも持っているので)になる。

上記を少し訂正します。
実際には、
・GMOとくとくBBのPPPoE接続の固定IP(IPv4)
・@niftyのv6プラスIPoE接続(IPv6+IPv4=トンネリング)
・@niftyの通常のPPPoE接続(IPv4+IPv6=デュアルスタック)
となり、合計5個のIPアドレスです。

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Galaxy Note8 / iPhone 8 Plus / iPhone Xのディスプレイを拡大比較してみた

2017 年 11 月 7 日 コメントはありません


iPhone Xが発売されて数日。画面が綺麗とよく言われるので、手元にある、Galaxy Note8 / iPhone 8 Plus / iPhone Xの液晶(有機EL)ディスプレイ画面を比較してみました。


こうして並べても、ぱっと見ると、正直大きな差は感じません..

ではまず、データ上の比較です。

機種 画面サイズ 画素数(解像度) タイプ
Galaxy Note8 6.3インチ 2960 x 1440 (515ppi) 有機EL (OLED)
iPhone 8 Plus 5.5インチ 1920 x 1080 (401ppi) 液晶 (LCD)
iPhone X 5.8インチ 2436 x 1125 (458ppi) 有機EL (OLED)

次に、画面を顕微鏡で拡大して確認してみました。
設定で画面を最大まで明るくし、画面上の白い部分を拡大しています。なお、顕微鏡の倍率は固定(全て同じ)です。

Galaxy Note8

iPhone 8 Plus

iPhone X

拡大円の直径に入るそれぞれのピクセルを数えたところ、Note8は120p、iPhone 8 Plusは90p、iPhone Xは102pという結果でした。
Xの有機ELディスプレイはサムスン製らしいのですが、Note8とPPIも異なりますし、種類?が違うように見えます。
密度の細かさで言えば、Note8が一番上ですが、Xの方は表示がしっかり、くっきりしている印象。でも明るさはやはり液晶である8 Plusの方が上。
つまり見た目にはどれがベストとは言えないと感じます。
ちなみに、公式スペックのppiから比べると、数値が大体1/4.4なので、この円の直径は約5.8mm(=25.4/4.4)でしょうか。

皆さんの実際の印象はどうですか?!

追記:

追記:

中国でApple Payを使う

2017 年 10 月 21 日 コメントはありません

中国でもApple Payが始まっている。中国におけるApple Payはどうなっているのだろう?

元々はiPhone 6から始まったApple Payだが、日本における非接触型決済は長年FeliCa仕様が主流のため、Apple Payが出た当時は使えなかった。
iPhoneにFeliCaが搭載されていなかったためだ。iPhone 6/6sに搭載されていたNFCのシステムはNFC-AとNFC-B(Type A/B)であった。

中国でも地下鉄などのカードではFeliCaが使われていることが多いようだが、地域ごとにバラバラで統一性がない(例えば上海の地下鉄カードを広州で利用することはできない)。この点は日本の方が全国統一が進められており、利用者には便利だ(例えばSuicaは北海道でも利用できる)

中国では日本より早く、2016年2月頃よりApple Pay使えるようになったが、使えるところはかなり限られていたようだ。
iPhone 7から日本でも使えるようになったApple Payに登録できるのはクレジットカード(システムは旧来のQUICPayiDを使う)とSuicaだが、中国では日本でもお馴染みの銀聯カードだ。

銀聯カードは大きく分けて2種類ある。1つは銀行のキャッシュカード=デビットカード、もう1つはクレジットカード。
デビットカードは口座にお金がないと支払えないが、クレジットカードだと借りられるので支払える。

ところで、つい先日から広州の地下鉄でもApple Payが使えるようになったそうだ。
Apple Payを導入するため、広州の地下鉄はゲートを新しくしたとのこと。今まではFeliCaだったが、NFC-A/Bにも対応するゲートにしたのかも知れない。
そう、中国ではNFC-A/B仕様のカードリーダーを利用する。なぜなら、銀聯にも実は非接触型決済が備わっているカードがあり閃付(Quick Pass)と言う。
それにはNFC-A/Bが使われており、Apple Payはそのシステムを利用するのだ。
そのため、中国ではiPhone 6/6sでもApple Payを利用できる。
ちなみに、雲閃付という呼び方もあり、イマイチ統一性がない.. 恐らく、銀聯カードの場合は閃付、同じシステムを使うスマホなどを使う仕組みを総称して雲閃付としているのではないか?

ところが、デビットカード版銀聯カードでのApple Payは広州の地下鉄でどうやら使えないらしい。クレジットカード版銀聯カードでのApple Payが必要みたい。
実は中国でApple Payを使った人の報告を読むと、支払い時にカードリーダーへの暗証番号入力が必要のようだ。
確かにApple Payを登録する時は、カード番号の入力と電話番号認証だけセキュリティ的にヤバい他人のカードも割に簡単に登録できてしまう可能性がある。実際アメリカではそういう問題が起きて、電話をかけて認証する仕組みになったらしい。
そういうこともあって、デビットカード版では支払いに暗証番号入力が必要なのだろう。
もちろん地下鉄の出入ゲートでいちいちそんなことはできないので、クレジットカード版しか使えないのだろうと思う。

自分が試したところ、Apple Payにカードを登録する際にも、認証方法が微妙に違い、デビットカード版だと銀行に登録してある携帯電話にワンタイムパスワードがショートメールが送られて来てそれを入力するが、クレジットカード版だとカード裏面のセキュリティカードを入力する必要があった。
外国人が中国でクレジットカードを発行するのは極めて難しいので、日本人が中国でApple Payを使う場合、通常はデビットカード版での登録になるだろう。
試してみたが、日本で発行できる銀聯カードはApple Payに登録できない

中国でも今後、クレジットカード会社による非接触型決済が普及すればいいのだが(そうなれば近い将来日本でも普及するであろうVisa payWaveMastercardコンタクトレスJ/SpeedyExpressPayなどのNFC PayやEMV Contactlessと呼ばれる非接触型クレジットカード決済がそのまま使えるようになる)、銀聯以外のクレジットカード決済の普及率を見ると難しいだろう..

ちなみに香港では、八達通(Octopus)や銀聯の閃付ではなく、国際的なNFC Pay(EMV)がApple Payをサポートするようだ
つまり、日本側のクレジットカードにおけるNFC Payへの対応が進めば、香港でなら日本のクレジットカードそのままのApple Payが使えるようになるだろう。

さて、中国では近年地下鉄の建設が相次いでいる。地方の2、3番目の都市でも地下鉄をどんどん建設している。90年代後半まで、北京と上海くらいにしか地下鉄はなかった。しかもそれぞれ2路線程度だった。
日本と違い、中国には近距離移動のための鉄道がほとんどなく(鉄道は長距離移動の手段がメイン)、地下鉄は正に激動の中国を象徴する存在だ。福岡の地下鉄建設も見習ってほしいものである(天神南から博多までわずか1.4kmで10年/450億円もかかる)。
しかし、人の流動が多い割に、前述のように利便性が悪い。
閃付やApple Payがどこの地下鉄でも使えるようになれば、一種の統一と呼べるようになるだろう。

追記(2018/01/27):
香港と中国(広東)に行った際に、色々なところでApple Payを試したので報告する。
使った端末は、日本のキャリアで買ったiPhone 8(SIMフリー化済み)である。iPhone 7であればちゃんとiOS 11にしておこう

まず香港だが、香港はかなり前からFeliCaを使ったオクトパスカードが普及していて、列車はもちろん、様々なところで利用ができたのは前述の通り。
残念ながらApple Payが使うのは普及しまくっているオクトパスカードのシステムではなく、NFCの方だ。
だが、こちらも徐々に普及して来ているようで、香港の空港にあったセブンイレブンでも問題なく使えた。

ちなみにApple Payに登録し、試したカードはQUICPayとMastercardコンタクトレスの両方をサポートするオリコカードである。

次に中国でも試した。思ったより対応している店が多かった印象である。恐らく閃付のロゴがある端末があるところならどこでもいけるのではないか。

また、色々な店で使ってみたが、事前に調べていた暗証番号の入力はどこも不要だった。マクドナルドのキヨスク端末でもカウンターでも、ワトソンズでも、またスーパーでも不要であった。これは土地柄なのか改善されたのかは不明。
銀聯カードを登録する際、リージョンを中国にする必要がある、と言う人もいるようだが、自分の場合は不要であった。

ただ感じたのは処理速度の遅さ。
やはり日本のSuicaほど決済の速さは、香港・中国の両方ともなかった。
決済完了まで体感的に若干もたつく。

銀行のATMでもApple Payが使えるとは聞いていたが、実際にそうだったので合わせて報告する。
私は残高照会や引き出しにApple Payで成功した。ちなみに、カード発行の銀行ATMで試したのみで、他行のATMでも使えるのかは分からない。

ただし、ATMの利用には暗証番号の入力が流石に必要であった。だとしてもカードを持ち歩く必要がなくなるというメリットはある。

さて、普及で言えば、圧倒的に微信(WeChat)による支払いなのだが、Apple Payも徐々に普及していると感じた。
もちろん専用の決済端末が必要になるため、QRコードのみの導入の手軽さはないので、ほぼ大手小売店に限られてくるとは思うが、今後の更なる普及に期待したい。
本当に現金を持たない出張が実現できた今回の香港・中国行だった。

追記(2018/06/03):
iOS 11.3からApple Payに北京と上海の交通カードを追加できるようになっています。
追加するにはiOSをアップデートして、iPhoneの設定で地域を一旦中国にします。
また、初回追加時にデポジットの支払いが必要で、その支払いをApple Payの銀聯カードで行うため、Apple Payに銀聯カードを先に登録している必要があります。
私が試した時にはデポジットの20元と、最低チャージ金額の5元ではなぜかうまくいかず、チャージを10元にしたら決済が通りました。

なお、現在iOSの最新版は11.4で、iOS 11.4から深圳や武漢、重慶、江蘇省などの交通カードも新たに追加されると噂されていましたが、結局それらは追加できないままです

次期iOS 12ではNFCがサードパーティにも開放されると言われています
今後使える交通カードがiPhoneでもどんどん増えるのではないかと思われます。JR私鉄各社も対応していってほしいところです。
それと香港ではどうなるのだろう。FeliCaである八達通(Octopus)が対応すれば便利になるが、上述の通りすでに香港ではNFC PayがApple Payとして使われている。競合しないようにするのか、日本のように色々対応させていくのか。同じくiPhoneが普及する地域だけに、よく行く者としてはオクトパスカードの対応に期待したいところである。

追記(2018/11/24):
iOS 12.1が出ています。
地域リージョンを中国にして試しましたが、まだ北京と上海以外の交通カードは出てきません。
中国現地の報告も特にないので中国の他の交通カードはまだ未対応のようです。

追記(2018/12/01):
香港と広東に出張しましたので使い勝手などを報告します。

追記(2019/07/05):

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